韓国製ヘリを改造した「マリンオン」が墜落し5人死亡、開発段階から安全性に問題=韓国ネット「不正をなくせば事故も減る」「国産化より安全が大切」

Record China    2018年7月18日(水) 13時40分

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17日、韓国南東部の慶尚北道・浦項で韓国製ヘリコプター「スリオン」を海兵隊用に改造した「マリンオン」1機が試験飛行中に墜落し、乗っていた6人のうち5人が死亡する事件が発生した。写真はスリオンの模型。

2018年7月17日、韓国南東部の慶尚北道・浦項で韓国製ヘリコプター「スリオン」を海兵隊用に改造した「マリンオン」1機が試験飛行中に墜落し、乗っていた6人のうち5人が死亡する事故が発生した。これに関し、韓国・JTBCは「スリオンは韓国製ヘリとして期待されていたが、開発段階から安全性が問題視されていた」と指摘している。

記事によると、海兵隊は今年1月、「スリオン」を上陸作戦に対応できるように改造した「マリンオン」2機を購入した。今回墜落したのはそのうちの1機で、海兵隊関係者は「製造会社側が整備した後、試験飛行している途中に発火したようだ」と説明した。

「マリンオン」の基になった「スリオン」は、15年末に陸軍航空学校で不時着事故を起こしていた。16年には一部の機体に亀裂が見つかり、メインギアボックスにも欠陥が見つかった。監査院に氷結性能検査の問題を指摘されたこともあったという。

記事は「国産ヘリを開発するためには避けられない試行錯誤だとの意見もあったが、再び事故が起きたため正確な事故原因の究明が必要だ」と指摘している。

海兵隊司令部は事故委員会を設け、事故原因を調査する予定という。ただ、記事は「実戦配備されていない機種であるため、独自での究明は難しく、製造会社側に頼らざるを得ない状況だ」と説明している。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「不正がなかったか、納品された機種の部品などをしっかり調べて」「不正をなくせば事故も減る」「不正がなければ最高のヘリができ、輸出もしていただろう」「次から試験飛行は国防委員会の国会議員にやらせよう」など、不正を疑う声が多く寄せられている。

また「試験飛行になぜ6人も乗せる?乗る人数は最小限に抑えるべきだ」「試験飛行は10メートル以下の高さで長時間かけて行うべき」などと指摘する声や、「防衛装備の国産化速度を落とすべき。国産化より大切なのは安全と性能」と主張する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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