麻原彰晃の死刑執行に中国ネット「今ごろになって執行か」「最大の問題は…」

Record China    2018年7月7日(土) 15時20分

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中国中央テレビは6日、微博アカウントの央視新聞は、オウム真理教元代表の麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚の刑が執行されたと報じた。中国のネットユーザーは、さまざな反応を示した。資料写真。

中国中央テレビ(CCTV)は6日、微博アカウントの央視新聞を通じて、オウム真理教元代表の麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚の刑が執行されたと報じた。中国のネットユーザーは、さまざな反応を示した。

CCTVは「東京の地下鉄サリン事件の主犯である麻原彰晃の死刑が6日午前に執行された」と紹介。また、新浪新聞の微博アカウントが「麻原は自らに超能力があると称してオウム真理教を開き、自身を王として日本を統治することを妄想していた」と報じるなど、多くのメディアが同件を取り上げた。

中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道官は6日、同部の定例記者会見で同件について質問を受け、「わが国は当時すでに、邪教(カルト)分子がこの激しい怒りを覚させる事件を起こし、普通の人々を大量の殺傷したことを非難した」と述べた。

中国のネットユーザーは「事件を起こして23年で死刑か」「自分の年齢より長い」「随分前のことなのに、今ごろになって執行するのか」「日本は死刑をほぼ廃止してるからな」「小さいころの記憶としてこの事件は残っているが、多くの人を恐怖に陥れたよね。彼らの最大の問題は、自分の行いがすべて正しいと考えていたことだ」「これだけ多くの人の命を奪って、その家族に消えない傷を残したことを考えれば、死刑は廃止すべきではないと思う」などさまざまな感想を寄せた。

日本では、関連する裁判で証人として出廷する可能性があったことや社会的なインパクト、さらに現在も一部に存在する信者への影響などを考慮した結果、死刑確定から11年が経過しての執行となったとされているが、中国のネットユーザーの多くは刑執行までの時間の長さに違和感を覚えたようだ。

その一方で「日本人も毒ガスで殺りくをすれば死刑にすべきということを知っているではないか」など、旧日本軍の化学兵器使用と関連付けるようなコメントを残すユーザーもいた。(翻訳・編集/川尻

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