高速鉄道輸出で再三壁にぶち当たる中国、突破口は…―中国メディア

Record China    2018年7月4日(水) 7時0分

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2日、第一財経は、中国高速鉄道が世界でのマーケット拡大に向けて再三壁にぶつかっており、突破口を模索中であると伝えた。

2018年7月2日、第一財経は、中国高速鉄道が世界でのマーケット拡大に向けて再三壁にぶつかっており、突破口を模索中であると伝えた。

今年5月、マレーシアのマハティール首相が、マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道プロジェクトを中止する意向を示した。しかし、先日取材を受けた際には「中止ではなく、コスト引き下げが実現するまで延期する」と発言が変化した。

記事は「国内から世界に向けた、中国高速鉄道の国際化は決して順風満帆ではない。相手国に対する各種の難題に直面するとともに、安全性、互換性、省エネ・環境保護といった重要な問題に対する改善が急務になっている。また、ドイツ、フランス、日本などの高速鉄道大国との競争の中で、いかに強みを発揮するかも課題だ」とした。

西南交通大学校長で中国鉄道学会副理事の徐飛(シュー・フェイ)氏は「鉄道大国はそれぞれ自身の強みを持っているため、競争が日増しに激しくなっている。例えば日本の川崎重工は低い抵抗力、軽量化、防災性にたけている。わが国は後発者として建設規模、充実したシステム、営業速度、コストパフォーマンスなどの面で強みを持つ」と語っている。

徐氏はまた「中国高速鉄道の世界進出に当たっては、ターゲットとする市場の障壁、自らの競争力や優位性に基づき、地域によって異なる戦略を立てるべき。東南アジアにおいては企業を現地化させ、現地の文化、社会、経済環境に融合させることが必要。また、技術開発、製造、サービスを一体化した総合的な能力を培うべきだ」と指摘した。(翻訳・編集/川尻

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