<企画>1-5月の経済情勢に関するデータを発表 中国

人民網日本語版    2018年6月28日(木) 5時40分

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中国商務部と税関総署はこのほど、対外貿易と外資誘致、対外投資などのデータを発表し、今年1-4月の経済情勢に関して報告した。

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国家統計局がこのほど発表したデータによると、2018年5月には、社会消費財小売消費額(名目値)が3兆359億元(1元は約16.7円)に上り、前年同期比8.5%増加した。(物価要因を考慮した実質値は同6.8%増加。以下、特に注記する場合を除いて名目値)一定規模以上の単位の消費財小売額は1兆1477億元で同5.5%増加した。

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18年1~5月の社会消費財小売総額は14兆9176億元で同9.5%増加し、一定規模以上の単位は5兆7518億元で同7.8%増加した。

1~5月の全国のオンライン小売額は3兆2691億元で同30.7%増加した、このうち実物商品のオンライン小売額は2兆4819億元で同30.0%増加し、社会消費財小売総額に占める割合は16.6%だった。実物商品のオンライン小売額のうち、衣に関するものが42.4%増加、食に関するものが24.9%増加、実用品が30.7%増加だった。

税関総署がまとめた統計によると、今年1-5月には、中国の貨物貿易の輸出入額が11兆6300億元(1元は約17.1円)に上り、前年同期比8.8%増加した。このうち輸出は6兆1400億元で同5.5%増加、輸入は5兆4900億元で同12.6%増加、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は6498億1千万元の黒字で、黒字額は同31%縮小した。人民日報が伝えた。

5月の輸出入額は2兆5300億元で同8.6%増加し、輸出は1兆3400億元で同3.2%増加、輸入は1兆1900億元で同15.6%増加、貿易収支は1565億1千万元の黒字で、黒字額は同43.1%縮小した。

1〜5月には、一般貿易が急速な伸びを示し、貿易全体に占める割合も上昇した。欧州連合(EU)、米国ASEAN、日本などの主要市場との輸出入がいずれも増加し、「一帯一路」(the Belt and Road)参加国との輸出入の増加率は全体平均を上回った。中国と「一帯一路」参加国との輸出入額は3兆2100億元で同11.1%増加し、増加率は全体平均を2.3ポイント上回り、対外貿易総額に占める割合は27.6%で、同0.6ポイント上昇した。

2018年1~5月には、中国国内の投資家が世界149カ国・地域の企業2987社に非金融分野の海外直接投資(FDI)を行い、投資額は累計478億9千万ドル(1ドルは約109.8円)に上って、前年同期比38.5%増加し、7カ月連続で増加傾向を維持した。

中国の対外投資協力には4つの注目点がある。

(1)「一帯一路」(the Belt and Road)参加国への投資協力が緩やかに推進された。

(2)海外投資の産業構造の最適化が続き、理性を欠いた投資が効果的に抑制された。

(3)東部地域が引き続き海外投資の主力となり、東北3省の企業の活力がますます増大。

(4)海外請負プロジェクトは新規契約の大型プロジェクトが多く、輸出牽引の役割が明らかだった。

今年1~5月には、全国で新たに設立された外資系企業が2万4026社に達し、前年同期比97.6%増加した。実行ベース外資導入額は3455億9千万元(1元は約17.2円)に上り、同1.3%増加した。5月の外資系企業新規設立数は5024社で同106.5%増加し、実行ベース外資導入額は588億1千万元で同7.6%増加した。

1~5月にハイテク製造業の外資導入は急速な増加傾向を保った。製造業の実行ベース外資導入額は1004億2千万元で同12.3%増加し、全体に占める割合は29.1%だった。ハイテク産業の実行ベース外資導入額は同9.8%増加して20.5%を占めた。ハイテク製造業の実行ベース外資導入額は336億9千万元で同61.9%増加した。

中部・西部地域の外資導入が持続的に増加し、自由貿易試験区の外資増加率が全国を上回った。中部地域の実行ベース外資導入額は241億9千万元で同40.1%増加し、西部地域は227億7千万元で同11.9%増加した。自由貿易試験区11カ所の外資系企業新規設立数は3358社で同10%増加し、実行ベース外資導入額は407億8千万元で同14.1%増加し、全国に占める割合は11.8%に達した。

このほか1~5月には国内投資家が世界149カ国・地域の企業2987社に非金融分野の直接投資を行い、投資額は累計478億9千万ドル(1ドルは約110.6円)に達して同38.5%増加し、7カ月連続で増加した。

■中国は世界2位の外資導入国

スイス・ジュネーブに事務局を置く国産連合貿易開発会議(UNCTAD)が6日に発表した2017年版の「世界投資報告書」によると、2017年に中国は世界2位の外資導入国になるとともに、世界3位の対外投資国になった。また引き続き発展途上国の中で最大の外資導入国であり、対外投資国だったという。

同報告書によれば、17年にはグローバル経済とグローバル貿易が急速的に成長したのとは対照的に、世界の海外直接投資(FDI)は前年比23%減少して、1兆4300億ドル(1ドルは約109.7円)にとどまった。

同報告書は、「2017年には、中国の外資導入額が1360億ドルに上り、世界2位の外資導入国になった。中国の対外投資は1250億ドルに減少したが、それでも世界3位で、発展途上国の中では最大の対外投資国だった」と指摘する。

(編集JZ)

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