世界遺産委員会がバーレーンで開幕、中国の梵浄山など候補30件が審査対象―中国メディア

人民網日本語版    2018年6月26日(火) 1時50分

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2018年の世界遺産登録を審査する国連教育科学文化機関の世界遺産委員会が24日、バーレーンの首都・マナーマで始まった。中国の梵浄山と古泉州(ザイトン)の史跡群など30件が審査対象の候補となっている。写真は梵浄山。

2018年の世界遺産登録を審査する国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が24日、バーレーンの首都・マナーマで始まった。デンマークの氷と海の間のイヌイットの狩場、フランスとベルギーの第一次世界大戦(西部戦線)の追悼と追憶の場、ドイツのハンブルク=アルトナのほか、中国の梵浄山と古泉州(ザイトン)の史跡群など30件が審査対象の候補となっている。新華社が伝えた。

今年は中国の梵浄山を含む5件が自然遺産の候補に、中国の古泉州の史跡群を含む22件が文化遺産の候補に、3件が複合遺産の候補に挙がっている。フランスとベルギーは、2国の国境付近にある第一次世界大戦(西部戦線)の墓地などを「文化遺産」として推薦しており、近代の戦争をどのように見るかをめぐって議論が巻き起こっている。

「世界遺産」として登録されると、人気観光地となり、現地の自然や歴史、文化などを保護するための資金を集めることができる。しかし、観光業が過度に発展すると、遺産がある土地特有の人文や自然景観が損なわれる可能性もある。例えば、ウズベキスタンのシャフリサブスの15世紀のティムール朝時代に建築された建物の現存する地区は2000年に世界遺産に登録されたものの、観光方面での過度の開発などが問題視され、今回はリストからの除去が審議される。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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