新幹線方式採用のインド高速鉄道に暗雲、用地取得が難航―中国メディア

Record China    2018年6月13日(水) 13時20分

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12日、鳳凰国際によると、日本の新幹線方式が採用され、年内の着工が予定されているインドの高速鉄道建設事業で用地取得が遅れている。インド政府関係者は、「建設予定地の農民らの抗議により、取得が来年にずれ込む」との見通しを示したという。写真は新幹線。

2018年6月12日、鳳凰国際によると、日本の新幹線方式が採用され、年内の着工が予定されているインドの高速鉄道建設事業で用地取得が遅れている。インド政府関係者は、「建設予定地の農民らの抗議により、取得が来年にずれ込む」との見通しを示したという。

用地取得が難航しているのは、インド中西部・マハーラーシュトラ州で、のべ108キロの路線の建設予定地。オリーブやマンゴーの栽培農家が地元政治家の支援を受け、高速鉄道建設事業に反対しているという。オリーブ農家の1人は「ここで30年間オリーブ園を経営している。土地は子や孫に引き継ぐので手放せない」と話す。

ロイター通信によると、同事業を管轄する国家高速鉄道公社は「インドではいかなるプロジェクトも用地取得が複雑になる。今回はかなり抵抗が強く、困難な状況に直面している」と説明した。国有インド鉄道の幹部によると、年内の用地取得ができない場合、国際協力機構(JICA)の円借款が延期される可能性もあるという。(翻訳・編集/大宮)

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