慰安婦映画に出演した韓国人女優の苦悩=韓国ネット「真剣に向き合うべき」「日本の態度が問題」

Record China    2018年6月8日(金) 21時10分

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7日、韓国・MKスポーツによると、慰安婦問題を扱った韓国の映画「Her story」に出演した女優キム・ヘスクが、元慰安婦役を演じた感想を語った。写真はソウルの慰安婦像。

2018年6月7日、韓国・MKスポーツによると、慰安婦問題を扱った韓国の映画「Her story」に出演した女優キム・ヘスクが、元慰安婦役を演じた感想を語った。

ソウル市内の映画館で同日、「Her story」の試写会が開催された。試写会にはミン・ギュドン監督をはじめ女優のキム・ヒエ、キム・ヘスク、イェ・スジョン、ムンスク、イ・ヨンニョ、俳優のキム・ジュンハンが参加した。元慰安婦役を演じたキム・ヘスクは「慰安婦被害者の方々が感じた痛みの深さに近づくことができなかった。その恐怖が苦しかった」と感想を述べた。また、「どう演じるかと悩むこと自体が傲慢だと思い、自分を空っぽにして役だけに集中した」と明らかにし、「私たちにとってはまだ終わっていないとのメッセージが伝わってほしい」と呼び掛けた。

同作は、1990年代、韓国の元慰安婦らが日本政府を相手取り起こした訴訟で、一部勝訴判決を引き出すまで闘い続けた姿を実話を基に描いたもの。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「意味の深い映画。素晴らしい演技を期待」「必ず観に行き、過去と向き合いたい」など映画に対する期待の声が寄せられている。

また、慰安婦問題について「絶対に忘れてはならないつらい歴史だ」「これまで韓国は真剣に向き合ってこなかった。今後はそれではいけない」などと主張する声も。

その他、日本に向けて「日本がドイツのように過去を反省してくれたら、ここまでしなくて済むのに。日本の態度が問題だ」「安倍首相が被害者に直接謝罪するべき」と訴える声も見られた。

一方で「自国の歴史を映画で学ぶ国」「感情で勝負しようということ?それでは解決しないよ」など、映画に否定的な意見もあった。(翻訳・編集/堂本

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