韓流アイドルに「ブランドを着ても無駄」と発言、メキシコのタレントが抗議を受け謝罪

Record China    2018年6月3日(日) 17時40分

拡大

31日、韓国メディア・韓国経済によると、メキシコのトーク番組でアイドルグループ・BTSの映像を見た出演者が「ブランドを着ても無駄」と発言し、ファンから強い抗議を受けた。出演者はSNSを通じてBTSとファンに謝罪した。資料写真。

2018年5月31日、韓国メディア・韓国経済によると、メキシコの公共放送・ADN40TVのトーク番組「farandula40」で最近、米ビルボード・ミュージック・アワードのトップ・ソーシャル・アーティスト賞を受賞した韓国のアイドルグループ・BTS防弾少年団)の映像を見た出演者が、「ブランドを着ても無駄。みんなやせっぽちだし、ヘアスタイルもおかしいから服が良く見えるわけがない」と発言した。この放送を知った世界中のファンは、同テレビ局と番組側に激しく抗議したという。

BTSのメンバーはビルボード出演の際、「グッチ(Gucci)」の衣装を着用していた。同番組ではBTSについて「ゲイクラブで働く人間のようだ。女性に見えるが、本当に男性なのか」という発言もあったという。

騒動が大きくなると、同番組の出演者の1人、Horacio Villalobosは29日、自身のSNSで「BTSやファンを不快にさせる意図はなかった」としながらも「不快な気持ちにさせたのなら、心から謝りたい」と謝罪した。なお、同氏のインスタグラムは現在、非公開になっている。

BTSは27日、3枚目のアルバム「LOVE YOURSELF:轉 Tear」が、韓国のアーティストで初めてアルバムチャート「ビルボード200」で1位を獲得していた。続いて29日にも、シングルチャート「HOT100」で新曲「フェイク・ラブ(Fake Love)」が10位を記録。初めて、シングルチャート100位入りを果たした。

この報道について、韓国のネットユーザーからは「西洋人の観点から全てを見ることが問題だ」「誰が何を着ようと悪口を言うべきではない」「公共放送で、しかも外国のアーティストをばかにするなんて」「ひげのない20代の東洋人が西洋人にはゲイのように見えるとしても、西洋の基準に合わせてひげを生やしたりする必要はない。変わるべきは偏見をもった西洋人の方」「西洋では筋肉隆々の男性がかっこいいとされるが東洋は違う。文化の違いを理解できずにからかうこのタレントのような人間がまだ多いのが残念」と、人種差別的発言をした出演者への非難のコメントが多く寄せられている。

一方で「確かに、やせてて化粧しているから女性に見えなくもない」「男性アイドルに女性みたいな格好をさせるのはもうやめよう」「確かにグッチは似合ってない」と共感を示す書き込みも。

また、「ゲイはいたって普通の格好をしている」「ゲイがみんな化粧をして女性みたいにしているというのは、どこから来た発想なのか」「ゲイは悪口に使われるような存在なのか」と、BTSがゲイのようだとの発言を非難した他のネットユーザーへの指摘も見られた。(翻訳・編集/半田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携