日本軍風の格好で結婚式に参加した男性、中国メディア「精神日本人とは呼ばない」

Record China    2018年6月1日(金) 10時0分

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30日、旧日本軍風の服装で結婚式に出席した中国の男性が謝罪に追い込まれた問題をめぐり、東方網は「『精神日本人』的行為ではない」とする文章を掲載した。写真は旧日本軍の軍服を着て記念撮影した男性グループ。

2018年5月30日、旧日本軍風の服装で結婚式に出席した中国の男性が謝罪に追い込まれた問題をめぐり、東方網は「『精神日本人(精日)』的行為ではない」とする文章を掲載した。

この36歳の男性は旧日本軍風の服装で結婚式の車列に加わり、その動画を見たネットユーザーから批判が殺到。男性はその後、「エキストラとして参加した抗日ドラマの衣装を着替える時間がなかった」などと釈明し、面白半分に撮られた動画だったことを訴えている。

文章はこうした事情を説明した上で、「本物の精日分子とは日本を崇拝して自身の民族を憎み、さらに自身が中国人であることを恥とする人々のことだ。男性を精日と判断するのはいささか偏った見方。今回のような騒ぎは目新しいものではなく、彼らは『周囲の笑いを誘える』と面白がっているだけなのだ」と指摘する。

さらに、「不愉快な行為で笑いを得ようとするのは『悪趣味』でしかない」と続け、「これは恐らく抗日神ドラマの氾濫と関係があるのだろう。それと同時に、戦争やあのつらい歴史に対して一部の人間が無関心になってきたことを意味する。ある人にとって日本軍の軍服は遊びの道具にまでなっているのだ」と指摘。文章は「戦争終結直後、日本人に家族が殺された中国人はその軍服を着て面白がることができただろうか?」との疑問を投げ掛け、最後は「いかなる形式であろうと民族の歴史の忘却は拒絶すべきだ。残念ながらこの忘却に『感染』する人は増えている。精日分子はごく少数だが、感染の輪が広がって最終的に集団レベルの忘却が発生すること―。これは恐ろしいことではないだろうか?」と結んでいる。(翻訳・編集/野谷

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