【動画】なくならない中国のエア遊具事故、お城がひっくり返り児童が死亡するケースも

Record China    2018年5月31日(木) 23時10分

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中国の福建省泉州市で5月29日、風にあおられたエア遊具がひっくり返り、6歳の男の子が転落し死亡する事故が起きた。

中国の福建省泉州市で5月29日、風にあおられたエア遊具がひっくり返り、6歳の男の子が転落し死亡する事故が起きた。北京青年報が伝えた。

地元政府は翌30日に調査報告を公表し、「29日午後8時過ぎ、ショッピングセンターの前に設置されていたお城を模したエア遊具が風にあおられ、ひっくり返った。これにより遊具の上で遊んでいた人が地面に転落し、うち6歳の男の子が治療のかいなく息を引き取った。他にも2人が負傷しているが、命に別条はない。現在公安部門が調査を進めており、関係責任者の身柄はすでに拘束している」と説明した。

報道によると、事故が起きた時間帯の最大風速は13.6m/sに達し、海に近い場所もあり強い風が吹いていた。エア遊具は固定されていたが、どのような方法で固定されていたのかも含め調査が進められている。

同様の事故はここ数年たびたび報告されている。2014年10月には上海市でお城型のエア遊具が風にあおられてひっくり返り、14人が負傷。2015年3月には広西チワン族自治区でお城型のエア遊具が同じように風によりひっくり返り、3歳の女の子が転落し死亡している。

さらに2016年3月には河南省でトランポリン型のエア遊具が風に吹き飛ばされ40人余りの児童が転落。死者1人と重傷2人の被害が出た。同月には山東省でもお城型のエア遊具が風に飛ばされ落水し、児童9人が負傷した。翌4月には河北省でお城型のエア遊具が風に飛ばされ多くの児童が負傷した。

業界関係者は「一般的には風が強い日はエア遊具を設置しないようにしている」と語っているものの、現状では関連の規定がなく業界内でも使用条件や固定方法など基準が統一されていないなどの問題が存在している。(翻訳・編集/内山

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