中国人学生誘拐容疑で米飛行訓練学校の教官ら逮捕―中国メディア

Record China    2018年5月29日(火) 14時30分

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29日、中国紙・環球時報は、米カリフォルニア州レディングの飛行訓練学校の教官と助手がこのほど、中国人学生を誘拐し帰国させようとした疑いで警察に逮捕されたと報じた。資料写真。

2018年5月29日、中国紙・環球時報は、米カリフォルニア州レディングの飛行訓練学校の教官と助手がこのほど、中国人学生を誘拐し帰国させようとした疑いで警察に逮捕されたと報じた。

米CNNによると、IASCO飛行訓練学校の48歳の教官と50歳の助手は24日夜、中国人学生のシー・ティエンシュウさんを「中国に帰国させる」などと脅し、翌早朝、シーさんの部屋を訪れて殴るなどし、空港行きを迫った。シーさんから連絡を受けた上海在住の兄が警察に通報し、警察官が空港でシーさんを救出したという。

ロサンゼルス・タイムズによると、21歳のシーさんは提携プログラムを通じて同校で学んでいた。有効期間1年のM-1(職業訓練学校生)ビザで、米国滞在7カ月目だったという。シーさんはメディアに対し「中国国内の所属大学からIASCOに訓練費7万ドルが支払われている。だがこの2カ月間、訓練を受けさせてもらえなかった」などと話しているという。

レディングの地元メディアによると、逮捕された助手は警察の取り調べで、シーさんを帰国させようとした理由について「英語力があまりにも低かった」などと話しているという。シーさんが25日早朝に隠れて録音した音声には「英語を話してみろ。英語ができるのか?。できないならここに置いておくことはできない」などとする女性の声が収められていた。シーさんはメディアに対し「日常会話はうまくできない。だが航空管制官とは英語で十分にコミュニケーションできる」と話しているという。

IASCOのホームページによると、中国の民間航空局は学生180人を同校に派遣し飛行訓練プログラムを受講させていた。同校をめぐっては、シーさんと同様に複数の学生が「軽微な違反」を理由に帰国を迫られていたと伝えられているという。(翻訳・編集/柳川)

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