機内で犬を抱っこする客を放置?アシアナの対応が物議=韓国ネット「飼い主にとっては家族だけど…」「莫大な罰金をとるべき」

Record China    2018年5月30日(水) 8時30分

拡大

27日、韓国・ファイナンシャルニュースによると、アシアナ航空が運航中の機内でケージから子犬を取り出した女性客を制止せず、他の乗客が動物アレルギーを起こしていたことが分かり、物議を醸している。写真はアシアナ航空機。

2018年5月27日、韓国・ファイナンシャルニュースによると、アシアナ航空が運航中の機内でケージから子犬を取り出した女性客を制止せず、他の乗客が動物アレルギーを起こしていたことが分かり、その対応が物議を醸している。

記事は、同便に搭乗していた韓国某大学の教授の話を伝えている。それによると、教授は今月11日の金浦(キンポ)~済州(チェジュ)行きのアシアナ航空機内で、子犬をケージから取り出して抱く女性客を目撃した。動物アレルギーによるせきが出たため気付いたというが、着陸までの20分間、乗務員らが制止することはなかった。さらに着陸中のため乗務員に抗議することもできなかったという。

着陸後、教授からの指摘を受けて乗務員が女性客に注意を促したが、女性客は子犬を抱いたまま機外に降りていったとのこと。なお、国際航空運送協会(IATA)の規定では、安全運航のためペットを必ずケージで保管しなければならなず、外に取り出す行為は厳しく禁じられている。

着陸後、教授はアシアナ航空に「女性客に警告や罰金を課すことができないのか」と抗議したところ、「ノー」との回答があった。アシアナ航空側は、乗務員が当該女性客に子犬をケージに入れるよう随時監視・制止したが、着陸過程で乗務員らが動けずに座っている状況の中、女性客が子犬を取り出したと釈明。ただし「ペットを同伴する乗客らの自発的な協力が必要」とし、「ペット同伴客を対象に、案内や機内エチケットについての公示をさらに強化する」と約束したとのこと。

ペットのケージ運搬規定は現在、国際航空運送協会(IATA)の規定に基づき世界の航空会社の内規により運営されている。ケージを含めた重さが7キロ以下の場合にのみペットを機内に搬入することができる。しかし航空会社関係者の間では、乗務員が規定違反の乗客らを制止する際に関連法がなく、罰金などペナルティー条項がないため、強く制止できる法律が必要との声が上がっているという。

この話題は韓国のネット上で1000件を超えるコメントが寄せられるなどかなり注目度が高い。「飼い主にとってだけ家族。少しは常識的になって」「犬を飼う資格がない」「他の人に迷惑がかかるとは思わないの?」など非常識な飼い主らへの憤りの声が相次いでいる。

一方で、ペットを飼うユーザーからは「とても残念な状況。犬と一緒に済州に行きたかったけど、飛行機に乗せると犬も自分も大変だからまだ行っていない。一部の飼い主のせいで全体のイメージが悪くなってしまうから、どうか規則は守って」と哀願するコメントも。

また「法律をつくって莫大(ばくだい)な罰金をとるべき」「犬を連れて行きたかったら、個人専用機を利用するとか」など解決策を求める声も多く挙がった。(翻訳・編集/松村)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携