2018年5月26日、仏国際放送ラジオ・フランス・アンテルナショナル（中国語電子版）によると、中国は同日、西アフリカのブルキナファソとの国交成立を発表した。同国は24日、台湾との断交を発表したばかり。台湾外交部は「強い失望、遺憾、憤りを覚える」と批判した。

ブルキナファソのアルファ・バリー外相が同日、北京を訪問し、中国政府と国交成立で合意した。これを受け、台湾外交部は「中華民国は一つの主権ある独立国家だ。ブルキナファソと中国の国交成立は『一つの中国』の原則から否定可能である」と指摘。「わが国は国際協力の責任あるパートナーとして、現在友好と協力関係を全面的に推進したい」と強調した。さらに、中国に対し、ブルキナファソにお金をちらつかせる「金銭外交」で攻勢をかけたと批判した。

台湾外交部の呉●燮（ウー・ジャオシエ、●は金へんにりっとう）部長は24日の記者会見で、ブルキナファソとの断交が表面上は中国と関係ないが「しかし、誰もが知っている。中国だけが理由であることを」と話していた。（翻訳・編集/大宮）