<中国人観光客が見た日本>串に肉を刺して焼いただけじゃない、日本の焼き鳥の深いこだわり

Record China    2018年6月2日(土) 13時10分

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20日、中国のネット上にこのほど、日本の焼き鳥へのこだわりについて紹介する文章が掲載された。

2018年5月20日、中国のネット上にこのほど、日本の焼き鳥へのこだわりについて紹介する文章が掲載された。以下はその概要。

中国には羊肉の串焼きを食べる「ルー串(ルーはてへんに「魯」)という言葉があり、人々が集って食するにぎやかな光景を表しているが、日本でも仕事帰りに同様の光景が見られるようだ。

だが中国と日本の「ルー串」には若干の違いがあるようだ。

日本人が愛するのは「焼き鳥」だ。日本を最も代表する料理として選ばれることはなく、「日本料理トップ10」なるランキンキングにも入ることはない。だが日本へ旅行に出かける人にぜひおすすめしたい。これを食せずして、日本にもこれほど深い串焼きを食べる文化があることを理解することは難しいだろう。

日本の焼き鳥は、路地で1本5元(約86円)程度で売られているものから、1人1000元(約1万7000円)を超えるような高級料理店までさまざまだ。値段はすしや懐石料理に比べればひとつふたつ下のランクとなる。焼き鳥屋が日本人に愛される理由は、その気兼ねない雰囲気にもある。

日本の焼き鳥は、原材料にもこだわりがある。JAS法では、「地鶏肉」について、在来種由来血液百分率が50%以上であること、ふ化日から80日間以上飼育していること、そして最も大切なのが「平飼い」による飼育で、28日令以降は、平飼いで1平方メートル当たり10羽以下で飼育していることと定められている。こうして飼育された地鶏肉は、スープ、バーベキュー、鍋、刺し身などどんな調理方法であれ、一口食べれば普通の鶏肉との違いがはっきりと感じられるという。

日本で焼き鳥を食べる際の注意点をいくつか紹介しよう。

料理人はそれぞれの部位にあった焼き加減や味で提供してくれる。テーブルにはしょうゆや七味唐辛子、山椒などが備え付けてあるが、まずはそのまま味わってみよう。

「ルー串」の「ルー」とは「まくり上げる」「たくし上げる」という意味なのだから、串から肉を箸で取ったりせず、串にかぶりつこう。

竹串は備え付けの串入れへ。間違ってもつまようじ代わりにはしないように。(翻訳・編集/柳川)

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