南北閣僚級会談の中止は想定内?中国専門家「米国のミスが原因」―中国紙

Record China    2018年5月16日(水) 16時20分

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16日、北朝鮮の朝鮮中央通信が同日の南北閣僚級会談への出席を中止すると報じた問題をめぐり、中国・環球時報は専門家から「想定外の事態ではない」との指摘が出たことを伝えた。資料写真。

2018年5月16日、北朝鮮の朝鮮中央通信が同日の南北閣僚級会談への出席を中止すると報じた問題をめぐり、中国・環球時報は専門家から「想定外の事態ではない」との指摘が出たことを伝えた。

朝鮮中央通信は16日、米韓が11日に始めた軍事演習に強い反発を示し、同日開催予定の南北閣僚級会談への不参加を表明した。さらに、来月12日の米朝首脳会談に関しても「運命について熟考を」と警告している。

北朝鮮のこうした動きについて、遼寧社会科学院の南北問題専門家、呂超(ルー・チャオ)氏は「想定外の事態ではない。米国が半島情勢を主導しようと試みる中、北朝鮮は行動をもって米国の思うがままにされるのを拒否したのだ」と分析しており、同氏は北がこのような態度を取った主な原因は米国にあると指摘する。

「自信過剰な米国が情勢を見誤った」というのが呂氏の見解で、「米韓の大規模な軍事演習と制裁によって北朝鮮は態度を変えたと米国は考えた。この考えに基づいて演習を行ったわけだが、この時宜にかなっていない決定は間違いなく北朝鮮の不満を引き起こした」と説明。また、北朝鮮の核兵器をめぐるボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)の発言を例に挙げて「発言を耳にした北朝鮮が強硬な対応をすることは理解できる」と指摘し、「米朝首脳会談の予定通りの開催に影響は及ばないだろうが、両国は事前に意思の疎通を深める必要がある」との考えを示した。(翻訳・編集/野谷

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