日本の「白い大船」、武器がなくとも空母以上の脅威―中国メディア

Record China    2018年5月10日(木) 23時50分

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8日、新浪軍事は、日本の測量船について紹介する記事を掲載した。資料写真。

2018年5月8日、新浪軍事は、日本の測量船について紹介する記事を掲載した。

記事は、海上保安庁は多くの任務があるが、そのうちの一つに海洋調査があり、日本周辺の海域を定期的に測量し、海底の地形地質、海底火山、水深、潮流、汚染、海洋環境などを調査し研究することが含まれると紹介。こうした任務を担うため、5隻の測量船を有しており、「昭洋」「拓洋」「天洋」「明洋」「海洋」と命名されていると伝えた。

このうち、記事では拓洋と昭洋を紹介。1983年8月31日に竣工した2代目拓洋は、総トン数3370トン、全長96メートル、最大幅14.2メートル、深さ7.3メートル、喫水3.6メートルで、主機関に2600馬力の富士6S40Bディーゼルエンジン2基を採用。ほかに2台の発電機と主軸駆動発電装置を備え、最大速力17.7ノット、航続距離は1万2800カイリで定員61人だと紹介した。

また、船体構造は横肋骨(ろっこつ)構造で、上甲板と船楼甲板は縦肋骨構造であると紹介。減揺装置として可変周期型の減揺タンクが採用され、海上磁力計、海上重力計、柱状採泥器、航走式水温塩分計など、海洋調査のためのさまざまな装備を搭載しているほか、「じんべい」「ごんどう」という観測艇もあると伝えた。

続いて昭洋を取り上げる。2代目昭洋は総トン数が3128トン、全長98メートル、最大幅15.2メートル、深さ7.8メートル、喫水3.6メートルで、電気推進機関を採用しており、2800キロワットの6ADD30V型ディーゼルエンジン2台による発電で、210キロワットの推進電動機2台を動かし、推進器には4翼固定ピッチ・プロペラを使用。補助発電機もあって、航続距離は1万2000カイリ、定員37人だと伝えた。

また、船体の設計は基本的に拓洋を基にしており、二つの観測室があって、そのうちの一つは振動低減のため浮床構造を採用したと紹介。海洋調査のためのさまざまな装備を搭載しているほか、2隻の観測艇も搭載していると伝えた。

そのうえで、拓洋は1984年にマリアナ海溝で最深部が1万924メートルであると測定したことや、98年には日本の海底火山調査を始め、2000年からは日本海の地殻変動調査も行っていることを説明した。

記事は、「日本はわが国の東シナ海域において盗み見ることに一生懸命で、拓洋と昭洋の就役後は、東シナ海で頻繁に違法な測定活動を行っている」と主張。そして「2010年9月11日に、わが国の海監51号が尖閣諸島付近で調査をしていた拓洋と昭洋を駆逐した。12年2月には、わが国の海監66号が、東シナ海の白樺油ガス田の東20カイリのところで調査をしていた拓洋と昭洋を駆逐した」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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