フィリピンの慰安婦像撤去、中国ネットユーザーはどう見ているのか

Record China    2018年5月1日(火) 11時50分

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30日、フィリピンの首都マニラに設置された慰安婦像が撤去されたことについて、中国のネットユーザーからさまざまな反応が寄せられている。写真はマニラ。

2018年4月30日、フィリピンの首都マニラに設置された慰安婦像が撤去されたことについて、中国のネットユーザーからさまざまな反応が寄せられている。

マニラ市ロハス通りに設置されていた慰安婦像が、27日深夜に撤去された。市の当局者は「政府が下水道の改良工事のため一時的に撤去した」と話しているというが、今年1月に自民党議員がドゥテルテ大統領と会談した際にこの問題が取り上げられた際に、大統領は「対処する」と述べていた。また、フィリピンの現地メディアも、今回の撤去について同大統領が支持するような姿勢を示していると報じており、日本に配慮した可能性も指摘されている。像は中国系団体の助言の下、政府機関であるフィリピン国家歴史委員会が昨年12月に設置していた。

中国中央テレビ(CCTV)が28日に中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントでこれを伝えると、ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。「日本の東南アジアでの影響力を小さく見積もってはいけない」「日本の東南アジアでのイメージは中国より良いから」といった声や「日本が金を積んだのだろう。ドゥテルテは金を見ると目を見開くからな」といった声が目立ち、さらに「原則のない国だ」とフィリピンを批判する声も見られる。

その他、「フィリピンの“精日(精神日本人。自分のことを精神的には日本人であると考える人々)”がやったのか?」と最近中国で問題になっている精神日本人を持ち出すユーザーや、「中国に像はあるのか?」と自国について指摘するユーザーも見られた。(翻訳・編集/北田

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