日本大使館で「慰安婦合意」反対デモ、韓国の大学生に有罪確定=韓国ネットの見解は?

Record China    2018年4月24日(火) 12時20分

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24日、韓国メディアによると、2015年末に締結された「日韓慰安婦合意」の無効を主張し、ソウルの日本大使館でデモを行った大学生のキム被告に罰金刑が確定した。写真はソウル日本大使館前の慰安婦少女像。

2018年4月24日、韓国・ニュース1によると、2015年末に締結された「日韓慰安婦合意」の無効を主張し、ソウルの日本大使館でデモを行った大学生に罰金刑が確定した。

韓国の大法院(最高裁)第1部は「暴力行為等処罰に関する法律(共同住居侵入)」と「集会およびデモに関する法律」違反の疑いで起訴された大学生のキム被告に罰金200万ウォン(約20万円)を宣告した原審を確定した。またキム被告と同じ容疑で起訴された他の大学生2人にも、それぞれ罰金50万ウォン(約5万円)と罰金30万ウォン(約3万円)を宣告した原審を確定したという。

元慰安婦を支援する大学生の団体「平和の蝶」の代表のキム被告は15年12月、会員らとともにソウル鍾路(チョンノ)区にある日本大使館の建物で「売国交渉を廃棄せよ」などとするスローガンを叫び、約1時間にわたって日本大使館の建物に居座った。

キム被告の弁護人は公判で「被告は建物に侵入しようとの意思を持って侵入したのではなく、社会常規にも違反しない」とし、正当な行動だと主張していた。しかし1審はキム被告らの主張を認めず「建物の所有者や管理人が被告人の占拠や座り込みを事前に知っていれば承諾しなかった」とし、「このような行為は社会常規に違反し、事実上の建造物侵入罪が成立する」と判断した。

さらに「合法的に採択された証拠を見れば、キム被告の公訴事実はすべて有罪」とする判断を示した。一方で「日韓慰安婦合意と国定教科書論争が続く状況の中で、個人的な利益のための行動ではなく不当であることを知らしめるためにした点、暴力などを行っていない点などを考慮すべき」とし、キム被告らに罰金刑を宣告。その後の控訴審でも同じ判断が下されていた。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「大使館の中に入るのは間違い」「意図がどうであれ、法的な例外は許されない」「場所が悪かったな」「日本大使館じゃない所でやったらよかった」など、法の遵守に言及する意見が見られた。

その他に「法的には間違った行動だった。でも応援する」「微力だが、彼らの助けになりたい」などとするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)

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