<中華経済>生花価格が例年の2〜3割値上がり=雲南省の干ばつが影響―北京市

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3日、中国北京市の生花価格は生産地である雲南省の干ばつに影響され、例年より2〜3割ほど値上がりしている。写真は北京市にある生花市場。

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2012年3月3日、中国北京市の生花価格は春節やバレンタインデーを過ぎたのにもかかわらず、例年より2〜3割ほど値上がりしている。北京晨報が伝えた。

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原因は切り花や生花の生産地である雲南省で数か月にわたる深刻な干ばつが続いており、供給量が減少したことによる。高水準の価格が影響し、花が好きな北京市民の多くが生花から、鉢植えや鑑賞用の植物に関心を向け始めた。

北京市のある生花市場では、バレンタインデー期間中赤色のバラは一輪最高15元(約190円)で売られていたが、現在は一輪3元(約39円)まで値を下げた。ピンクや黄色、白などのバラも価格を4〜5元(約52〜65円)まで値を下げた。しかし販売業者によると、この価格は前年同期より20〜30%ほど高いという。2011年の今頃は赤いバラは2元(約26円)ほどで、そのほかのバラも3元(約39円)で一輪買えるという。

また、百合やカーネーション、黄菊、グラジオラス、カスミソウなども一様に価格が上昇しており、カーネーションとカスミソウは1袋15元(約190円)で、2011年の同時期は12元(約156円)だった。値上がりのせいか、生花販売店の客足は少ない。

一方、観賞用の植物と鉢植えは賑やか。1鉢15元(約190円)のシネラリアとレモンバームや、1鉢25元(約325円)の猫眼草はとても人気があり、ツツジやシクラメンなどの小型の鉢植えも人気により、春節前より何元か値上がりしている。

関係者によると、春節とバレンタインデーの供給量が膨大で、現在供給は委縮している。また、雲南の干ばつで生産量が減退したことにより、卸値も上がったという。

さらに、3月8日の国際女性デーの影響で、カーネーションを筆頭に生花価格はさらに上昇する見通しだ。(翻訳・編集/内山)



   

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