サルが温泉に入るのはストレス解消のためだった!?地位の高いメスザルは入浴時間が長い傾向に―米紙

Record China    2018年4月20日(金) 23時20分

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17日、参考消息網は、米メディアの報道を引用し、サルが温泉に入るのはストレス解消のためだと伝えた。写真は温泉に入っているサル。

2018年4月17日、参考消息網は、米メディアの報道を引用し、サルが温泉に入るのはストレス解消のためだと伝えた。

記事は、米紙ニューヨーク・タイムズの報道を引用。「世界の霊長類の動物の中で、最も北に生息しているのがニホンザルだ」と紹介。「温泉に入るニホンザルは、海外では『スノーモンキー』として知られている。長野県北部に生息しており、生息地にある温泉は温度が60度ほどでサルにとっては適切な温度ではない。しかし、1963年にホテルの温泉に若いメスザルが入っているのが初めて目撃された。この温泉は人やサルにとってちょうどよい温度になっていたという。当初は面白がって見ていたものの、健康や安全面で問題となったため、40度前後のサル専用の温泉を作った」と伝えた。

また「これらの温泉に入るサルは、多くの旅行客を呼び寄せ、カメラマンの格好の被写体となった。当初は温まるために温泉に入っていると考えられていたが、最近、科学者たちがストレスホルモンの測定やサル社会の構造を観察するなどの研究を行った。京大霊長類研究所のラファエラ・サユリ・タケシタ研究員らは、サルのふんを採取し、グルココルチコイドというストレスホルモンの量を測定。グルココルチコイドはストレスが増えると上昇し、寒さでも上昇するという。しかし、長く温泉に入ったサルのグルココルチコイドは減少し、ストレスレベルが下がっていたことが判明。また、地位の高いメスザルの入浴時間が比較的長い傾向にあることも分かったという」と伝えた。

記事は「タケシタ研究員によると、サルは科学以外の分野でも啓発を与えてくれたという。タケシタ研究員は『研究期間中、仕事の後に何度も温泉に入った』と述べている。しかし、もちろん人間用の温泉の方だが」と伝えている。(翻訳・編集/山中)

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