北朝鮮の「非核化」表明で安倍首相が窮地に?=韓国ネット「最近の北朝鮮は好感が持てる」「まずは核を捨ててから…」

Record China    2018年3月13日(火) 16時40分

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13日、韓国メディアは「北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が非核化の意思の表明し、国際舞台への登場を予告したことで、安倍晋三首相の懸念は高まるとみられる」と伝えた。資料写真。

2018年3月13日、韓国・デイリアンは「北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が非核化の意思の表明し、国際舞台への登場を予告したことで、安倍晋三首相の懸念は高まるとみられる」と伝えた。

その理由として、記事は「正常な国家になろうとする北朝鮮が国際社会を相手に、日本軍慰安婦問題や独島(日本名:竹島)領有権問題への批判を本格的に展開する可能性がある」と指摘している。日韓の安全保障や経済協力のため、歴史問題における日本への批判を一定のレベルに抑えてきた韓国とは違い、北朝鮮は日本に遠慮せず、直接的な批判を浴びせることができるのだという。

また記事は「米朝対話の実現に向け対米批判を抑えている北朝鮮は最近、内部の結束力を維持するべく対日批判を強化している状況」と説明し、その例として2月の平昌五輪で北朝鮮応援団が竹島入りの統一旗を持っていたこと、北朝鮮メディアが最近日本の領有権主張を「恥知らず」と批判したことなどを挙げている。さらに「北朝鮮は慰安婦問題にも牙を向けている」とし、北朝鮮メディアが12日に「必ず決算しなければならない性奴隷犯罪」との題名で、日本について「性奴隷問題の不可逆的解決という合意を捏造(ねつぞう)し、ずうずうしく振る舞っている」などと指摘したことを伝えている。

これらに対して日本政府や日本メディアは「北朝鮮が歴史問題で日米韓関係を悪化させようとしている」と主張しているというが、記事は「金委員長が非核化の意思を表明したことで、この主張も説得力を失った」と指摘。「安倍首相は最近の(朝鮮半島問題で日本が疎外される)“日本パッシング”問題に加え、私学スキャンダルも再び注目を集めており、支持率が急落している」と伝えている。

この報道を見た韓国のネットユーザーからは「日本の目を気にせず堂々と主張できるということがうらやましい」「北朝鮮がスピーカーの役割をしてくれている」「最近の北朝鮮は好感が持てる」「冷静に考えると金正恩は賢い」「金正恩は敵だけど、日本に関する遠慮のない発言だけは認める」など、北朝鮮に好意的な声が寄せられている。

その他「北朝鮮が国際社会に出てきたら日本も国交正常化を目指すだろう。そうなれば北朝鮮が歴史問題で賠償金を要求する場面がたくさん見られそう」と予想する声や、「金正恩は日本に対して当然のことを言っているけど、まず核を捨ててからにしない?」と指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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