伝統的な紙幣や硬貨は将来的に消失する可能性―中国人民銀行総裁

Record China    2018年3月12日(月) 9時0分

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9日、中国メディアの人民網が、伝統的な紙幣や硬貨は将来的に消失する可能性があるとの見方を中国人民銀行総裁が示したと伝えた。写真は人民元。

2018年3月9日、中国メディアの人民網が、伝統的な紙幣や硬貨は将来的に消失する可能性があるとの見方を中国人民銀行総裁が示したと伝えた。

9日午前、第13期全国人民代表大会の記者会見で、中国人民銀行の周小川(ジョウ・シャオチュワン)総裁、易綱(イー・ワン)副総裁、潘功勝(パン・ゴンシェン)副総裁兼国家外貨管理局局長が、「金融改革と発展」に関する質問に答えた。

記事は、記者から「将来的なデジタル通貨の応用についての見方」について問われた際、周小川総裁が「デジタル通貨の発展は技術が発展していく上での必然であり、将来的に伝統的な紙幣や硬貨の形式の物は徐々に減っていき、いつか完全に消失してしまう可能性すら存在する」と回答したと伝えた。

記事によると、仮想資産取引の研究開発についての質問に、周小川総裁は「これはより慎重に行う必要がある。仮想資産取引は中国の観点からすると、中国の『金融商品や金融サービスを実体経済の方向へ行う』方針に符合しない。したがって、焦る必要はなく、ゆっくりと研究開発を進め、順番にテストを行い、方向性を把握すればよい。金融サービスは、実体経済、効率の向上、コスト削減を強調し、過度の投機対象の1つとなることは防ぐべきだ」との考えを示したという。(翻訳・編集/山中)

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