15年間で609人の自殺志願者を救った日本人―アルゼンチンメディア

配信日時:2018年3月8日(木) 23時0分
15年で609人の自殺志願者を救った日本人―アルゼンチンメディア
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6日、中国メディアの参考消息が、海外メディアの報道を引用し、15年間で609人もの自殺志願者の命を救った日本人について紹介した。
2018年3月6日、中国メディアの参考消息はアルゼンチンメディアの報道を引用し、15年間で609人もの自殺志願者の命を救った日本人を紹介した。

記事は、アルゼンチンメディアの3月1日の報道を引用し、今年73歳になる茂幸雄さんについて紹介。「帽子をかぶって双眼鏡をぶら下げ、東尋坊(福井県坂井市の景勝地)に毎日通っている。彼は双眼鏡をのぞいて岸辺を眺め、失望している魂を探し、見つけると近付いていく」とした。

茂幸雄さんは米紙ロサンゼルス・タイムズに対して、「雨季に自殺しに来る人はほとんどいない。自殺する人は普通、晴れの日を選ぶ。みんなが外出して散歩する時に命の終わりに向かう。この天気が一層彼らの悲しみを際立たせるからだ。金融危機の時には自殺者が増えた。矛盾しているように思えるが、春になって学校が始まり、日常生活のプレッシャーが増えると、自殺も増える傾向にある」と語ったという。

記事は、茂幸雄さんが元警察官で、15年前に退職してから毎日のように東尋坊をパトロールしていることを紹介。茂幸雄さん本人によると、これまで609人の命を救ってきたという。茂幸雄さんは「どうやって人の命を救うのか?それは古い友人のように近づいて『ん?どうしたんだ?』と尋ねるんだ。彼らは助けが必要な人たちで、話を聞いてくれる人が欲しいんだ」と語ったという。

続けて茂幸雄さんは「必ず1人でパトロールする必要がある。グループでのパトロールには限界がある。一対一で話した方が効果はある」とも述べた。

記事は、「日本は先進国の中でも自殺率の高い国の一つ」と紹介し、2016年には約2万2000人が自殺したことや、15歳から39歳までの死因の1位が自殺であることを伝えた。(翻訳・編集/山中)
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