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トラブル続く四川航空=5月には操縦室窓ガラス破損で緊急着陸、6月になってから「引き返し」が2件

配信日時:2018年6月8日(金) 13時10分
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5月に操縦室右前方の窓ガラスが破損して緊急着陸する事故を起こした四川航空が、6月になってもトラブルを繰り返している。4日と6日の2回、「故障」のため離陸した便が出発空港に引き返した。

5月に操縦室右前方の窓ガラスが破損して緊急着陸する事故を起こした四川航空が、6月になってもトラブルを繰り返している。4日と6日の2回、離陸した便が「故障」のため出発空港に引き返した。

4日には、四川省の成都双流空港を午前9時19分に出発した海南省の海口空港行き3U8751便が空気系統の故障により引き返した。同機は午前10時11分に双流空港に着陸した。

6日には、双流空港を午後10時55分に出発したベトナム・ニャチャン行き3U8073便が故障により引き返した。空気の薄い高空を飛行時に客室や操縦室に必要な空気を送り込む与圧システムの故障とされている。同機は7日午前0時46分に双流空港に着陸した。

四川航空は5月14日に、高度1万メートル前後を巡航中の航空機の操縦室右前方の窓ガラスが破裂する事故を起こしたばかりだった。同事故では副操縦士の上半身が機外に吸い出され、操縦室の気圧が急低下し室温も氷点下20~30度に落ち、さらに多くのメーターが使用できなくなるなど極めて危険な状態になったが、機長が出発した双流空港への緊急着陸に成功した。機長は、天候が極めて良好だったことが生還につながったと説明し、「天候不良だったら、どんな結果になっていたか分かりません」と述べた。

航空事故を含む労働災害では「ハインリッヒの法則」という経験則が有名だ。「1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、さらにその背後には300の異常が存在する」というものだ。同法則が挙げる数字については異説が出ているが「被害が軽微であってもトラブル多発の背後には、重大事故に直結する要因が存在する可能性が大きい」とする考え方は定着している。四川航空も運航体制などの抜本的な見直しが求められることになる。

中国三大航空会社と呼ばれる中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空はいずれも、政府一部門として民間航空輸送を行っていた中国民用航空局(中国民航)から1988年に独立して発足した。四川航空は1986年の設立で、中国民航系ではない航空会社のひとつ。現在使用している機材の100機あまりはすべてエアバス社製。2020年には中国で開発したC919を導入する予定。(翻訳・編集/如月隼人

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