日韓に対抗する中国、船舶の自動航行実験開始―米誌

Record China    2018年2月27日(火) 9時50分

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20日、米科学誌ポピュラー・サイエンスは、中国が船舶の自動航行の実用化実験を開始したと伝えた。写真は万山。

2018年2月20日、参考消息網によると、米科学誌ポピュラー・サイエンスは、中国が船舶の自動航行の実用化実験を開始したと伝えた。

実験が行われているのは、広東省珠海の万山無人船試験場。周辺の海域(約225平方カイリ)や島しょ部で、人工衛星による船舶誘導システム、光エレクトロニクス、ソナーなどの開発実験を進めるとみられる。

同誌は「特に重視されているのが船舶の自主運転、障害回避技術の開発だ」とし、「試験場は中国国内の大学など高等教育機関、研究施設と連携して研究を進める」と伝えている。

また、「中国は世界最大の造船大国として日本や韓国に対抗し、大型のコンテナ船、液化天然ガスの輸送船などの開発に力を入れている」と指摘。船舶運航で最もコストがかかるのが人件費のため、今後は船舶の自動航行を実現させるかが業界の将来を占う鍵になるとしている。

一方、軍用では米国が艦船の無人航行を成功させている。「中国が万山試験場での計画を成功させれば、基礎インフラや人工知能の技術応用において発言権を高めるだろう」と同誌は伝えている。(翻訳・編集/大宮)

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