平昌五輪閉会式、ハイテク駆使した演出「北京の8分」で世界の人々を招待―中国メディア

人民網日本語版    2018年2月25日(日) 6時10分

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25日に開催される韓国・平昌五輪の閉会式で、2022年冬季五輪の開催地・北京をPRする演出「北京の8分」が行われ、スポットライトが北京へと正式に移される。

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25日に開催される韓国・平昌五輪の閉会式で、2022年冬季五輪の開催地・北京をPRする演出「北京の8分」が行われ、スポットライトが北京へと正式に移される。演出チームによると、「北京の8分」はハイテクを駆使して、中国の発展、中国の人々の熱意と友好を表現し、世界の人々を北京で集うよう招待するという。人民日報が伝えた。

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「北京の8分」の演出チームを取材したところ、約200人からなる技術チームとパフォーマンスチームがそれぞれ11日、17日に韓国入りし、現在、綿密なリハーサルが行われていることが分かった。

北京五輪に先立ち、04年のアテネ五輪の閉会式でも中国の伝統文化をPRする「北京の8分」が演出された。しかし、今回の「北京の8分」について、チーフプロデューサーの沙暁嵐氏は、コンセプトや観念、表現手法まで、アテネの「北京の8分」とは完全に異なるという。総監督を務める中国の著名な映画監督チャン・イーモウ(張芸謀)氏によると、「アテネの時の8分は、短い時間で中国の輝かしい五千年の文化を分かりやすく表現しなければならず、至難の業だった。今回の平昌の8分は、中国の歴史・文明を表現しようというコンセプトではなく、現代テクノロジー、美しいアートを通して、中国の人々が世界の人々を、22年に北京で集い、冬季五輪に参加するよう招待していることを表現するというのがテーマ」という。

「北京の8分」には、ハイテクの要素が盛り込まれ、初めてモバイルデバイスプラットフォームが採用されている。平昌は寒く、強い風が吹く可能性もあるため、関連の設備が寒さや風に耐えられるかは、中国でテスト済みで、氷点下25度、風速8メートルという悪天候でも問題なく使用できることが分かっている。

その他、最高の演出・放送ができるよう、「北京の8分」の演出チームは平昌五輪の閉会式を担当する韓国側の監督や放送を担当するオリンピック放送機構(OBS)などと何度もやりとりし、放送チームに中国の昌平訓練基地で録画したデモテープを提供し、演出のポイントや重要なシーンなどを説明したという。

今回の「北京の8分」の出演者は全て北京体育大学の学生で、約3カ月間、非公開で練習を重ねてきた。出演者の一人は、「演出に参加できることを皆とても光栄に感じている。演出を通して、北京五輪に対する期待を高めてもらえると信じている」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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