2019年4月1日、韓国・聯合ニュースによると、昨年の平昌五輪での「涙の抱擁シーン」が感動を呼んだ小平奈緒と韓国の李相花（イ・サンファ）に「日韓友情賞」が贈られる。

2018平昌五輪記念財団の柳承敏（ユ・スンミン）理事長は同日、「小平奈緒と李相花が平昌五輪のスピードスケート500メートルのレース後に見せた友情は、五輪精神を示す理想的な姿」と話し、「2人の選手への日韓友情賞の授与を計画している」と明らかにした。柳理事長によると、2人からは肯定的な返事が返ってきており、現在具体的な日程を調整中という。

2人の選手はスピードスケート女子500メートルで「最高のライバル」と言われており、平昌五輪でも金メダルを争った。レース後、優勝した小平は、2位に終わり涙を流す李を抱きしめ、韓国語で「よくやったね。あなたを尊敬している」とねぎらいの言葉をかけた。

これに、韓国のネットユーザーからは「国を超えた友情だ！」「2人には賞をもらう資格が十分にある。美しい友情をずっと大切にしてほしい」など歓迎の声が上がっている。特に「準優勝の李選手が1人で感激の涙を流し、優勝の小平選手が自ら近寄って李選手を称えて激励した。普通は逆だ。小平選手は尊敬に値する」など小平への称賛の声が多く上がっている。

ただ、中には「こういうのはいいね。安倍首相は嫌だけど…」「安倍首相さえ変われば日韓は良い隣人なれるのに」と複雑な反応を見せるユーザーも。

また、李が最近、日本人タレントとの交際を認めたことから「李選手は日韓愛情賞ももらえる」「李選手は日本人が大好きなんだな」との声も見られた。（翻訳・編集/堂本）