米FBI長官の「中国人留学生はスパイ」発言に批判続々―中国メディア

Record China    2018年2月14日(水) 20時20分

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14日、米連邦捜査局(FBI)のレイ長官が上院情報委員会の公聴会で、米国内の中国人留学生を「スパイ」とみなすような発言をしたことに、批判と反発が広がっているという。資料写真。

2018年2月14日、中国メディアの環球網は、米連邦捜査局(FBI)のレイ長官が上院情報委員会の公聴会で、米国内の中国人留学生を「スパイ」とみなすような発言をしたことに、批判と反発が広がっていると伝えた。

米ニュースメディアのデイリー・ビーストの報道を引用して伝えたもので、レイ長官は13日の上院情報委員会の公聴会で、フロリダ州の共和党上院議員マルコ・ルビオ氏から「中国からの留学生、特に科学分野や数学分野など先進的なプログラムの中国人留学生が米国の国家安全保障に及ぼすリスク」について問われると、「彼らは中国政府のために米国の情報を秘密裏に収集している可能性がある」などと回答したという。

これに対し、アジア・太平洋系住民の社会的・政治的な福祉の向上を目指している「中華系全米アジア人団体(OCA)」は声明で、レイ長官の発言を「不正直で、侮辱的だ」とし「中国人と中国系米国人が米国の情報機関により外国のスパイとして人種差別的に扱われていることを強調するものだ」と抗議した。

また、スタンフォード大のアジアンアメリカン学生連合の責任者であるジェイソン・リー氏も声明で、「レイ氏の発言は、国家安全保障の枠組みの下で、移民を標的とし、非難し、嫌がらせをするという長い歴史に沿ったものだ」と強く非難している。(翻訳・編集/柳川)

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