揺らぐ韓国スケート界、さらなる性的暴行被害が発覚=韓国ネットから怒りの声

Record China    2019年1月11日(金) 22時20分

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10日、韓国・聯合ニュースによると、ショートトラック女子韓国代表シム・ソクヒが元コーチから性的暴行を受けていたとのニュースが韓国スポーツ界を揺るがす中、シム以外の選手も被害に遭っていたことが発覚した。写真は平昌五輪の会場。

2019年1月10日、韓国・聯合ニュースによると、ショートトラック女子韓国代表シム・ソクヒが元コーチから性的暴行を受けていたとのニュースが韓国スポーツ界を揺るがす中、シム以外の選手も被害に遭っていたことが発覚した。

記事によると、ショートトラック韓国代表の元コーチである「若い氷上人連帯」のヨ・ジュンヒョン代表は同日ソウルで開かれた記者会見で「今回の事件以外に追加の被害を把握している。スケート界は権力関係により被害者が加害者に立ち向かうことが難しい構造だ」と述べた。「被害者が告発しないため加害者は罪の意識なく指導を続けて組織に残る。その悪循環の中で暴力がますますエスカレートする」と指摘したという。

連帯では2カ月ほど前からスケート界の性的暴力事件について事実関係を把握しており、現在は5~6件の疑惑が浮上。このうち2件は被害者の確認も取れたという。ヨ代表は「被害者の中には現役選手もおり、未成年の頃から被害を受けた選手もいる」と説明。その上で「選手らが選手生活を続けられることが最も重要」とし、「被害者がまだ迷っているため、記者会見などを通じた被害事実の公開の有無は慎重に決めていく」と述べたという。

これを受け、韓国のネット上では「シム選手が太極旗(韓国の国旗)を背負ってそんな苦痛に耐えていたとは…。胸が痛い。厳罰に処して二度とこんなことが起こらないことを願う。彼女の勇気を激励したい」「勇気出して公表したのだから、必ず助けてほしい」などシムの勇気を称えるコメントや、「全数調査をしてみんなクビにしよう!」「人を痛めつけて取った金メダルなどいらない」「給料もらってるのに自分の気分次第で選手に暴力?」など加害者への怒りのコメントが相次いでいる。

中には、韓国のスポーツ界について「もうエリート体育というものは必要ない。金メダルが国の経済に役立つ時代でもないし、欧米など先進国では趣味で始めた人たちが五輪に出ている。今の組織を解体したら不正もなくなるだろう」と主張するユーザーも見られた。(翻訳・編集/松村)

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