北朝鮮「美女応援団」のトイレにまでついて行く韓国メディア、度を超えた取材が問題に

Record China    2018年2月9日(金) 7時20分

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7日、平昌五輪のため韓国を訪れた北朝鮮の応援団に対する国内外のメディアの関心が高まる中、韓国メディアの「やりすぎ」取材が物議を醸している。写真は現地メディアの報道。

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2018年2月7日、平昌五輪のため韓国を訪れた北朝鮮の芸術団や応援団に対する国内外のメディアの関心が高まる中、韓国メディアの「やりすぎ」取材が物議を醸している。立ち寄ったサービスエリアの化粧室を利用する姿をカメラが捉えたからだ。韓国・ソウル新聞などが報じた。

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聯合ニュースなど複数のメディアは、同日午後に京畿道(キョンギド)加平(カピョン)のサービスエリアに立ち寄った北朝鮮応援団がトイレに並ぶ姿を写真付きで報じた。これには「プライバシー面からも望ましくない」との声が上がったという。同紙では「これまでも過度な取材の熱気が常識の限度を超えることがあった。これに照らすと今回の北朝鮮応援団の取材はもっと冷静に行う必要があるという指摘が出てくるだろう」と伝えている。

なお、韓国・オーマイニュースによると、その後聯合ニュースは当該写真を削除しており、関係者は「女性記者が撮影したものだが、化粧室内で応援団の姿を携帯電話のカメラに収める市民がいたため『市民をスケッチする(=捉える)』との考えから判断が鈍ってしまったようだ」と話しているという。

これに先立ち、先月21〜22日に北朝鮮の三池淵(サムジヨン)管弦楽団の玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長が公演会場の事前視察を行った際にもメディアが報道競争を繰り広げ、「平昌五輪というお祭りより、北朝鮮美女応援団という視覚的な部分だけを刺激しているのではないか」など取材態度が問題となっていた。

韓国のネット上では「気になるのは分かるけど、物事には限度がある。トイレまではやりすぎ」「最低限の配慮はすべきじゃない?」と「やりすぎ」を指摘する声をはじめ、当該メディアに対し「基本ができてない」「恥ずかしい」「韓国メディアのレベルを一段階下げてくれた」「撮影した記者が北朝鮮に処罰されても何も言えない」など非難の声が相次いでいる。

一方で、平昌五輪において「北朝鮮」に話題が集中していることを挙げて「北朝鮮に命かけすぎ」「(国民は)誰も気にかけてない。気にするのは記者だけ」と皮肉を織り交ぜつつ警鐘を鳴らすコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)

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