予想をはるかに上回る輸出回復=「メイドインチャイナは既に最大の苦難を過ぎ越した」―中国

Record China    2010年9月4日(土) 5時40分

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2日、今年に入って中国の輸出額が当初予測を上回る勢いで増大している。写真は江蘇省南通市の太陽光発電機の製造工場。

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2010年9月2日、国際在線によると、今年に入って中国の輸出額が当初予測を上回る勢いで増大している。7、8月には連続して輸出額の記録を塗り替えるなど、08年の金融危機前の水準で安定しているという。

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記事によると、長江デルタ、珠海デルタなど輸出企業が集中する地域では、金融危機後の「工場による受注競争」がすでに「貿易商による工場の取り合い」へと変化しており、今年上半期の輸出状況は絶好調だ。中国は世界における消費の停滞により大きな打撃を受ける、などと「予言」した経済学者は多いが、その予言はことごとくはずれた形となった。

輸出増大に伴い、中国企業は徐々に価格決定力をつけてきている、と同記事は指摘。売り手市場のため、発注企業も発注価格の上昇を受け入れざるを得ない状況だという。多くの中国企業は他国の企業と同じように、金融危機後には融資の引き締めによる大幅なコスト削減、人員削減などの措置を余儀なくされたが、08年と09年という最も苦しい時期を乗り越えた、と同記事は分析した。

中国輸出企業の競争相手の多くはすでに体力を失うか、土俵から落ちている。それも欧米輸入企業が中国の受注価格値上げを拒否できない要因になっているという。(翻訳・編集/津野尾)

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