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チベット高原の湖水面積が急拡大、主因は氷河や永久凍土の融解か―中国

配信日時:2010年8月21日(土) 10時45分
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19日、チベット高原で湖の急激な水位上昇や面積の拡大が続いている。その主な原因は地球温暖化による氷河や永久凍土の融解だと見られている。写真は四川省カンゼ・チベット族自治州。
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2010年8月19日、中国のチベット高原で、湖の急激な水位上昇や面積の拡大が続いている。その主な原因は、地球温暖化による氷河や永久凍土の融解だと見られている。網易探索が伝えた。

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チベット高原の湖の水位が上昇し始めたのは、2003年ごろから。毎年、現地で湖の視察を行っている中国科学院地球化学研究所の李世傑(リー・シージエ)研究員によると、2002年以前は反対に大半の湖が縮小傾向にあった。李研究員は「湖の面積は急激な速さで拡大している。本当に突然だ」と話す。湖からあふれ出た水は周囲の草原を覆い尽くし、牧畜民から住まいや放牧地を奪っている。

チベット高原には数多くの湖が点在しており、中国の湖の総面積に占める割合は50%以上に上る。中国地質科学院によると、1970年から2000年まで、面積が比較的大きい13か所の湖のうち8か所は湖水面積が縮小し続けた。このうち青海湖の縮小が最も激しかった。ところが、2003年から状況は一変。最初に水位の上昇が確認されたのは、人口が密集しているチベット南部。それから続いて、東部、西部、北部へと広がっていった。

その原因について、中国科学院チベット高原研究所の朱立平(ジュー・リーピン)研究員は「地球温暖化による氷河や永久凍土の融解が主な原因」とする研究結果を発表している。だが、李研究員は「もっと複雑だ。これ以外に降雨量の増加や湖水の蒸発量の減少など、様々な要因が絡み合っている。これらが互いにどう影響し合っているのか、さらに深く研究する必要がある」と強調した。(翻訳・編集/NN)

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