非合法のサッカー賭博で年間13兆円が海外へ流出―中国
配信日時:2010年7月3日(土) 16時8分
拡大
1/4枚
【その他の写真】
サッカーW杯南アフリカ大会の開催に伴って、サッカー賭博熱も大きくヒートアップしている。記事は、外国メディアの推計として、W杯期間中に世界でサッカー賭博に参与するのは数千万人、賭け金は総額100億ユーロに上ると紹介する。W杯南アフリカ大会の開催費用が約38億ユーロと言われているため、この期間だけでW杯が3回開催できるほどの巨額が動くことになる。しかも賭け金のうちの60%以上が中国本土と東南アジア諸国からの資金だという。
中国でサッカー賭博が本格的に流行し出したのは、海外のブックメーカーが巨大な中国市場に目をつけ、進出を開始した02年から。この年は日韓W杯に中国が初出場を果たしている。現金を直接やり取りする伝統的な方式に始まって、電話投票がこれに替わり、現在では95%がインターネットを通じて行われている。現在ネット上に存在する海外賭博サイトは1400以上に上る。
北京大学中国公益宝くじ事業研究所の王(ワン)所長の研究によると、中国のサッカー賭博の掛金は、06年には約6000億元(約7兆8000億円)だったが、09年には規模の小さな賭博分まで含めると約1兆元に達している。
王所長は「サッカー賭博が中国の社会、経済に深刻な危害を加えている」と話し、「巨額の資金が非合法市場で流通し、海外へ流出していることを考えると中国の金融システムに及ぼしている影響は非常に大きい」と指摘する。一方で、サッカー賭博が減らない理由として、「中国では賭博行為に対する量刑の基準が低く、暴利の誘惑に勝てないのだろう」との見方を示している。(翻訳・編集/HA)