大学生の就職観に変化、「おくりびと」や清掃業も選択肢に―中国

Record China    2009年7月16日(木) 14時47分

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14日、経済情勢の悪化により、中国の大学生の就職観に変化が出ていると伝えられた。これまで嫌われていた業種も、就職先として選ばれるようになっているという。写真は上海の葬儀場で研修を受ける大学生ら。

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2009年7月14日、環球時報によると、米大衆紙USAトゥデイは13日、経済情勢の悪化により、中国の大学生の就職観に変化が出ていると伝えた。

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中国人は死にまつわる物事を強くタブー視する傾向があり、数字の「4」も「死」に通じるとして好まないほどだが、上海の葬祭会社がこのほど新卒者の採用説明会を行ったところ、5000人を上まわる大学生が訪れたという。景気が良かった頃にはとても考えられなかったことだ。

また、これまで嫌われていたトイレなどの清掃業も、就職先として選択肢に入れる人が増えている。南京市のあるトイレ清掃会社では、採用にあたり「容姿端麗な女性、大学院卒以上」という基準を設けている。また、ある村のラベンダーのキャンペーンガールに採用された大卒女性がニュースに取りあげられ注目されるなど、中国の大学生の就職観が大きく変わりつつある。

しかし、広告代理店への就職に失敗したことから葬祭業に就職したある女性は、「やはり両親には言い出せない」と心境を漏らしている。(翻訳・編集/岡田)

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