2009年4月9日、中国のブログサイト「新浪博客」に、日本の大学で教鞭をとる中国語講師の文章が紹介された。最近、同教師は中国文化紹介の一環として、日本の大学生たちに女優・チャン・ツィイーに関するNHKのドキュメンタリーを見せ、感想文を書かせた。

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中国国内でのチャン・ツィイーに対する評価は賛否相半ばするが、日本では知名度、高感度ともに高い。出演映画「SAYURI」「LOVERS」「HERO」「2046」「初恋の来た道」「グリーン・デスティニー」などがいずれも日本で上映されたほか、花王のシャンプー「アジエンス」のCMモデルを努めたことで、チャンは日本では「華流」を代表する女優となった。

ブログの著者は、学生たちにアクション映画「グリーン・デスティニー」を鑑賞させたが、学生たちはチャンの俊敏で華麗な武術に感銘を受けたという。その後、チャンの演技の背景にあるものを理解させるために、授業でNHKのドキュメンタリーを見せた。10名の学生たちに感想文を書かせた際、そのたぐいまれな才能に対する評価もあったが、ほぼ全員に共通したのが、「チャンの不屈の向上心、非常な努力に感動した」という感想。

ハリウッド映画「SAYURI」では日本人の舞妓を演じているが、「日本語と日本舞踊を覚えるその努力には敬服するし、努力することや困難に立ち向かうことの大切さを改めて教えさせられた」と複数の学生が書き、「アジア人として尊敬に値する人物」と書いた学生もいた。（翻訳・編集/津野尾）