「南京大虐殺はなかった」、中国ネットユーザーの発言が波紋呼ぶ=警察も調査に着手―米華字メディア

Record China    2018年10月15日(月) 12時20分

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南京大虐殺の生存者の1人が亡くなったと報じられたが、中国のあるネットユーザーが「南京大虐殺はなかった」とネットに書き込み、大きな波紋を呼んでいる。写真は南京大虐殺記念館。

2018年10月13日、米華字メディア・多維新聞によると、南京大虐殺の生存者の1人である沈淑静(シェン・シュウジン)さんが11日に亡くなったことを南京大屠殺記念館が公式SNSを通じて伝えたところ、南京のあるネットユーザーが「南京大虐殺はなかった」「記念館は神社に建て直せばいい」とのコメントを書き込み、大きな波紋を呼んでいる。

南京市公安局は13日、「ネット上で南京大虐殺を否定し、日本の軍事侵略を美化するといった民族感情を損なう違法な発言があった」とし、調査に着手したことを明らかにした。また、「ネット上であっても法に反する行為は厳しく取り締まる」と指摘した。

現代快報によると、このネットユーザーは過去にも同様の発言を繰り返しており、「(南京大虐殺があった)昭和12年の南京は平和が保たれ、日本軍は権威と文明の象徴だった」などとネット上に書き込んでいた。このネットユーザーの自己紹介欄には江蘇省南京市の出身だと書かれているという。

近年、中国では「精日(精神的日本人)」と呼ばれる人々が社会的に問題視されることが増えている。(翻訳・編集/岡田)

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