「今の韓国経済は正常でない」英ケンブリッジ大教授の厳しい指摘に、韓国ネットも同意

Record China    2018年7月12日(木) 7時40分

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11日、韓国・朝鮮日報によると、英ケンブリッジ大学のチャン・ハジュン教授が、「現在の韓国経済は正常でない」と指摘した。写真はソウル。

2018年7月11日、韓国・朝鮮日報によると、英ケンブリッジ大学のチャン・ハジュン教授が、「現在の韓国経済は正常でない」と指摘した。

チャン教授は10日、韓国で行われた全国経済人連合会主催のイベントで、文在寅(ムン・ジェイン)政権の産業・経済について「出生率は最低、自殺率は最高など、各種の指標は恥ずかしくて顔を上げられないレベル」と述べた。チャン教授は世界的なベストセラー「はしごを外せ―蹴落とされる発展途上国」「世界経済を破綻させる23の嘘」などを書いた経済学者として知られている。

チャン教授は「造船・鉄鋼などの主力産業は中国に奪われ、製薬・機械・部品・素材などの有望産業は先進国を超えられずにいる。半導体生産は1位だが、半導体を作る機械は日本やドイツから輸入している」と指摘した。また、「過去の高度成長期に韓国は1人当たりの国民所得基準の経済成長率が6%を超えたが、通貨危機以降は2~3%台になった」とし、「成長率が低下するのは自然なことだが、このような急激な低下は正常でない」と述べたという。

成長が停滞している原因については「株主資本主義の導入による企業の投資減少」と主張した。さらに文政権が財閥改革を理由に企業統治構造に干渉している点も批判。その上で「企業統治構造に正解はなく、手段に過ぎない。目標は企業が革新と産業の多角化、新産業への進出を通して雇用を創出すること」とし、「長期株主に加重議決権を与える、資本利得税を減免するなどの制度が必要」と強調した。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「正しい言葉。韓国は政権ごとに企業への態度が変わる。企業は雇用創出と社会に貢献すべき。政府は企業が健全な企業に成長できるよう支援すべき」「こんな深刻な状況なのに、国民の70%が現政権を支持しているのはなぜ?」「経済、ビジネスを全く知らない政権だからとても不安。経済がうまく循環していない状況で福祉を優先させるなんて」「国民の生活はとても苦しい。現政権は税金、物価、雇用、不動産市場の何1つうまくできていない」「国民は実験対象ではない。北朝鮮ばかり見ないで、国民の声を聞いてほしい」など、現政権に対する不満の声が相次いで寄せられている。(翻訳・編集/堂本

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