かなり意外なラインアップ!韓国人が“最も日本らしい街”京都で行きたい店

BRIDGE    2017年10月18日(水) 7時10分

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最近、韓国の情報共有サイトWikitreeで伝えられた「“最も日本らしい都市”京都旅行者のためのうまい店」を見たところ、日本人が考える「京都の定番」の範囲を超えたラインアップとなっていた。写真は京都。

京都を訪れた外国人観光客にお薦めの食事処を尋ねられたら、あなたならどこを挙げるだろう?湯豆腐の名店や老舗カフェ、有名料亭の一軒?あるいは京都にあまり詳しくなく特定の店名が浮かばない人でも、ぜひ食べてもらいたいメニューとして、京都のおばんざいやさば寿司、うどんやそば、抹茶を使ったスイーツなどを挙げるのではないだろうか。実際に日本の旅行情報を配信する韓国のサイトでも、こうしたメニューや店が「現地の人のお薦め」として紹介されている。

しかし最近、韓国の情報共有サイトWikitreeで伝えられた「“最も日本らしい都市”京都旅行者のためのうまい店」を見ると、上記のような日本人が考える「京都の定番」の範囲を超えたラインアップとなっていた。

まず冒頭に紹介されているカテゴリーは、和食でもカフェでもない、パンの店だ。確かに京都府は世帯当たりのパンの消費量が全国一(2016年)、最近は旅行ガイドや雑誌などでも京都のパンが注目される例は少なくない。しかし「最も日本らしい」京都でのイチ押しがパンという事実にはやや驚かされる。紹介されているのは、京都のパン文化をリードしてきたとも言える老舗の進々堂や志津屋のほか、「抹茶チョコクロワッサン」が人気の宇治のカフェ、そして西陣にある「地元で人気の店」2店だ。

続く「ラーメン」カテゴリーにも意外な店が並ぶ。最初に挙がるのは、福岡・博多発で現在は海外にも店舗展開する一風堂の支店で、「オープン前から観光客が行列する」と紹介されている。続いて観光客にとってはアクセス便利な京都駅ビル内の「京都拉麺小路」。全国各地のラーメンが味わえるここで、記者はやはり博多のラーメンを味わったという。そして最後に挙がったのも「ちゃあしゅうや 亀王」の四条烏丸店で、京都発祥や、京都でしか食べられないラーメンの店は紹介がなかった。

続いて「食べ歩き」のカテゴリー。こちらでは順当に錦市場が「400年の歴史を誇る伝統市場。『京都の台所』と呼ばれ、あらゆる食べ物がある」と紹介されているが、記者の一番のお薦めは、魚のすり身のベースにたこを加えた「たこ串」。そしてここでようやく「京都らしさ」がうかがえる「抹茶ソフトクリーム」が挙がったが、こちらは「京都に限らず日本の有名観光地ならどこにでもある」として、「旅の気分を出すのにいいアイテム」と紹介されていた。

最後の「カフェ」のカテゴリーこそ、京都ならではと言えそうな「イノダコーヒ」や「よーじやカフェ」、畳の間を備えた「スターバックスコーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」などが挙がったが、上に紹介された店を見るに、もはや京都旅行に「日本らしさ」や「京都らしさ」ばかりを求めない「京都通」が、韓国人旅行者の中にも増えつつあるのかもしれない。(提供/Bridge・編集/Minami)

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