日本の元首相からも祝辞、日中国交正常化45周年記念、中国の舞劇「孔子」が公演へ

Record China    2017年9月16日(土) 20時40分

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10月2日、3日の2日間にわたって、新宿文化センターで中国国家歌劇舞劇院・大型オリジナル舞劇「孔子」の公演が行われる。

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10月2日、3日の2日間にわたって、新宿文化センターで中国国家歌劇舞劇院・大型オリジナル舞劇「孔子」の公演が行われる。「孔子文化ウィーク」実行委員会、中国文化芸術センターと日本中国文化芸術促進会が主催する。

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孔子は古代中国の著名な思想家、教育家であり、アジアひいては全世界で最も著名な教育者と言える。舞劇「孔子」のディレクターを務める孔徳辛氏は孔子の末裔(まつえい)であり、その劇作は完全に孔子の列国周遊の道程を描いている。

舞劇「孔子」は当代の中国歌舞劇の最高水準を誇り、アフリカ、カナダ、ヨーロッパでツアー公演を行い、観客から大反響を得ている。「乱世、君主の愚昧(ぐまい)、女色耽溺(たんでき)、政を孔子に問うも形ばかりである。奸臣(かんしん)の独断、権謀術数。孔子は仁政を諌言(かんげん)するも時勢を変えることはできない。宮廷の争いに巻き込まれ逃走を余儀なくされる。食にも事欠く困難の中、孔子は理想の大道世界を目にする…。戦争は庶民から住む処を奪った。暗闇の帰途、『幽蘭操』はもはや自己憐憫(れんびん)の琴曲ではなく、『任重くして道遠し』の頌歌(しょうか)となり、帰途には依然として進むべき大道があった…」。

東アジア共同体研究所の理事長を務める鳩山由紀夫元首相は取材に対し、「今年は日中国交正常化45周年であり、『孔子文化ウィーク』の開催および中国歌劇舞劇院の大型オリジナル舞劇『孔子』の公演を心よりお祝い申し上げます。孔子は『それ仁者は己立たんと欲して人を立て、己達せんと欲して人を達す』と言いました。つまり、友愛の人ということです。他者に友愛の心を抱いて欲しいと願うなら、自身が他者に友愛の心を持たなければならない。他者が自身に寛容であることを願うなら、自身が他者に寛容でなければならない。他者を重んじ、お互いが礼を尽くし助け合うことが夫婦円満の秘訣であり、日中関係においても非常に重要なことです。日中両国が友好を深め、ともにアジアの平和構築に貢献していくことを願います」と語った。

さらに、大畠章宏衆議院議員は、「日中国交正常化45周年を記念する『孔子文化ウィーク』の開催をお祝い申し上げます。日本において、孔子の教えは時代を越えて、我々に豊かで意義深い教誨(きょうかい)を与え、今もなお人々の尊敬を集めています。舞劇公演の大成功を心よりお祈り致します」と述べた。

中国旗袍日本総会の奥薩卓瑪会長は「近年、中国文化の名作が次から次へと日本で紹介されていますが、この度の大型オリジナル舞劇『孔子』には一層の期待を寄せています。多くの華僑華人の家庭では、親は子どもを連れ、日本の友人も招待して見に行きたいと話しています。われわれは孔子の生涯からプラスのエネルギーを受け取ることができるでしょう」と話した。

在日華僑華人の「文展大王」と称される黄山美術社の陳建中社長は、「私はこれまで中国の多くの文物を日本各地で紹介すべく展覧会を企画して参りましたので、文化交流が日中両国国民の相互理解に果たす役割をよく分かっています。孔子は両国民族の精神の指導者であり、この度の舞劇は待望の公演と言えます」と述べた。

中国光彩事業日本促進会の姜維会長は「中国文化を国外に紹介する場合、まず世界の民衆に認知され、海外の華僑華人に認知されているものを選ぶべきです。したがって、この度の日本公演は大いに期待されています」と語った。

そして、日本徽商協会の張書銘会長は「われわれ中国人は幼い頃から孔子を知っています。日本に来て、孔子は日本でもよく知られていることが分かりました。われわれは舞劇『孔子』を共に鑑賞しながら、心の交流を図ることができるでしょう。祖国の優れた文化プログラムを心から歓迎します」と述べた。(提供/日本新華僑報・編集/内山

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