日本留学から帰国した学生「中国の食べ物には添加物」、企業幹部「でも放射能はないでしょ」―中国メディア

Record China    2021年1月4日(月) 17時20分

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2日、中国のテレビ番組で日本での留学から帰ってきた中国人が中国の食べ物を受け付けず「数か月間吐いた」と発言したことが、ネット上で注目を集めた。写真は日本料理。

2021年1月2日、中国のテレビ番組で日本での留学から帰ってきた中国人が中国の食べ物を受け付けず「数カ月間吐いた」と発言したことが、ネット上で注目を集めた。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で複数のアカウントが2日、天津衛星テレビの就職面接リアリティー番組「非你莫属」の放送内容を紹介した。この番組は、求職者がスタジオで12人の企業幹部を前に自己アピールをし、企業幹部からの厳しい質問に答えて、就職のチャンス獲得を目指すといういわば公開面接番組だ。

今回紹介されたのは、日本で数年間留学した後、中国に戻ってきて2~3年という若い男性求職者。「帰国後に就職しなかったのか」との問いに「はい。実は帰国したての頃は食事が合わなくて4~5カ月吐いていました」と明かした。司会者や企業幹部からすかさずツッコミが入ると「食品添加物が原因です。レストランに行くたび吐いていました」と語ったほか、日本の食べ物はあっさりしているのに対し、地元の料理は脂っこいため胃腸に負担がかかったなどと説明した。

すると、ある女性幹部から「でも中国には放射能はないでしょ?」という一言が。この発言に司会者、求職者、企業幹部の間で一瞬の沈黙が起こった。その後、幹部たちからは再び「中国ではみんながひどい物を食べさせられているというのか」などと厳しい追及が飛び出し、求職者は「あくまで自分自身の話です」と釈明する展開となった。

そして、リアリティー番組でよく見られる「その後のインタビュー」で求職者は「ありのままを話そうと思った」と語る一方、「放射能発言」をした幹部は「中国で生まれ育ってたかだか数年離れただけで……」と求職者に対する懐疑的な態度を見せた。

この放送内容について、中国のネットユーザーは「放射能の汚染から脱出したことによる拒絶反応ではないのか」「4~5カ月も吐き続けてたら生きていられないだろう」「いきなり脂っこいものを食べてお腹を壊すというのなら分かる。それを食品添加物や衛生面を理由にするところが愚か」「日本にだって天ぷらやとんかつみたいに脂っこい食べ物はある」など、求職者に対する批判的なコメントを多く寄せている。また「そもそも彼は、いったい何のために中国に帰ってきたのだ」という感想も見られた。(翻訳・編集/川尻

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