<次期総統>対中政策の主任閣僚に「独立派」、国民党内から猛反発―台湾

Record China    2008年5月1日(木) 15時30分

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30日、台湾の馬英九次期政権が発表した新閣僚で、対中政策を担う大陸委員会の主任に李登輝元総統寄りの頼幸媛女史が選出された。国民党内部から「次期総統の辞任」を要求する声が。

2008年4月30日、台湾「蘋果日報」によると、台湾の馬英九(マー・インジウ)次期政権が発表した新閣僚で、対中国本土政策を担う大陸委員会の主任委員に李登輝元総統寄りの頼幸媛(ライ・シンユエン)女史が選出されたことで、国民党内部から「次期総統の辞任」を要求する声が挙がっている。環球ネットが伝えた。

国民党の立法委員(国会議員に相当)である邱毅(チウ・イー)氏は、「この人事案を考えた人は頭がおかしい」と痛烈に批判。「頼女史は、『台湾独立派』の中心人物。これではせっかくの中国本土との和解ムードが台無しではないか」と指摘する。国民党内部からはこうした強い反発が起こっており、20日の総統就任式前に国民党員の証である「党証」を燃やす動きまであるという。

これに対し馬次期総統は「謙虚に耳を傾けたい」と述べたものの、「頼女史が就任することで、両岸(中国本土と台湾)政策における社会の共通認識が広がることが期待できる」と強調。人事を変更する意思がないことを示唆した。(翻訳・編集/NN)

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