<中国人観光客が見た日本>こんなにきれいなのにまだ浄化するのか!?日本の細部にわたるこだわりに感心しきりの7日間

Record China    2017年7月29日(土) 13時30分

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12日、中国雲南省から日本を訪れた中国人が、日本で感じた細やかさについて自身のブログにつづっている。写真は大阪。

2017年7月12日、中国雲南省から日本を訪れた中国人が、日本で感じた細やかさについて自身のブログにつづっている。以下はその概要。

私は上海に何度か行ったことがある。日本で見た新しい物は、すべて上海で見たことがあった。海外はタイにも行ったことがあるが、旅日記を書こうという気にはなれなかった。友人に「日本旅行どうだった?」と聞かれ、「日本の発展ぶりを見てきた」と答えた。「日本のビルは中国より良かった?マンションは高くて、道路は広かった?」と聞いてきたので、「それは違ったね。日本の発展は細部に表れるんだよ」と説明した。こういう体験は、日本に降り立ったその時から始まる。

関西国際空港に到着して、最初にしたことといえばトイレ。用を足して手洗い器を見ると、水とハンドソープのほか、手前側にはハンドドライヤーまで。すべての機能が一体となっていたのだ。これなら、手洗い後に水滴が床に落ちることはない。そしてトイレの出口まで来ると、そこにはタッチパネル式のアンケート装置が。日本語、中国語、英語、韓国語の4つの言語で「トイレの清掃は行き届いていましたか?」という質問が書かれている。脇には「トイレをきれいにご利用いただきありがとうございます」の一言も添えられていた。

日本ではアニメが広く活用されている。ごみ収集車には細菌をモチーフにしたアニメキャラクターが描かれ、日本政府に対する辺野古新基地建設反対の抗議のポスターにも女の子のイラストが描かれていた。実は、われわれがメッセンジャーでよく使う黄色い絵文字も元は日本人が発明したものだ。おそらく、日本人は言葉では感情を表しきれないと思ったのだろう。

日本の空気の質は中国より格段に優れている。一つは四方を海に囲まれているという地理的な要因と、もう一つは人々の環境保護の意識。だが、ホテルでは各フロアの共有スペースに空気清浄機が置いてあった。私は思わず「こんなに空気がきれいなのに、まだ浄化する必要があるのだろうか?」と感慨を覚えた。日本人の空気の質への追求は際限がないと言っていい。これは、街中で多くの人がマスクをしていることにも表れている。「北京でスモッグが発生すると、東京のマスクが売り切れる」と言われているらしい。

ホテルのロビーで扉の下に黄色いテープでマーキングされているのを発見した。これは、印の位置まで扉が開く可能性があるということを表し、ぶつからないように注意を促しているのだ。また、旅行2日目にバスに乗った時、シートベルトが閉まらなかった。よくよく見たら、隣の座席のベルトをつかんでいた。安全のために、隣の席のシートベルトの差込部分は形が異なっているのだ。

日本に来たら必ず足を運びたいのがラーメン店「一蘭」。この店は客のプライバシーに非常に配慮していて、カウンターの席が一席ずつ仕切られている。店員は前方のすだれの向こう側にいる。ラーメンを食べ終え、スープを飲み干すと、どんぶりの底に「この一滴が最高の喜びです」という文字が書かれているのを発見。この店は、日本の細やかさを体現していると言える。

日本に滞在した7日間で私を引き付けたのは、天地がひっくり返るようなハイテク技術ではなく、一見平凡に見える生活の細部だった。(翻訳・編集/北田

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