中国C919の設計士が高速鉄道を推す?会場が笑いに―中国メディア

Record China    2019年3月12日(火) 19時30分

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12日、観察者網は、中国C919の設計士が高速鉄道を勧めたと伝えた。写真はC919。

2019年3月12日、観察者網は、中国C919の設計士が高速鉄道の開発を推し、笑いを誘ったと伝えた。

記事は、全国人民代表大会代表で、中国国産大型旅客機C919の設計責任者である呉光輝(ウー・グワンホイ)氏が、上海団のグループディスカッションの席上で、「今のところわが国の高速鉄道はレール式を採用しているが、レール式の限界速度は時速400キロだと言われている。さらに速度を速めるには磁気浮上を採用する必要がある」と語った。

呉氏は、磁気浮上式高速鉄道の研究を続けて速度を上げることを強く提案し、「北京・上海間の交通を含め、時速500キロになれば今の航空機にはそれほど高い優位性はなくなる。現在の時速350キロだと航空機の方が有利だ」とも述べている。

呉氏の隣に座っていた全国人民代表大会代表で、上海市生態環境局局長の寿子●(●は王へんに其、ショウ・ズチー)氏は、この提案を聞いて「磁気浮上式の速度は速すぎるから、あなたたち飛行機に影響が出るじゃないか!」と述べたため、会場は笑いの渦となった。これに対し呉氏は笑いながら、「われわれはそれぞれ自分の道を行こうではないか。航空には他の道もある」と答えたという。

記事は、呉氏がC919の設計責任者であると同時に、18年12月12日に「低真空磁気浮上式超高速鉄道戦略研究プロジェクト討論会が中国工程院で行われた際、参加した専門家など90人余りの中に、呉氏の姿もあったと伝えている。(翻訳・編集/山中)

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