韓流スターが「曽祖父が親日派だった」問題で批判受け謝罪=ネットにはなお不満も「親日問題は擁護不可能」「今の財産から元慰安婦に寄付してあげて」

Record China    2017年3月6日(月) 11時30分

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5日、日本でも知られる韓国の俳優カン・ドンウォンに突然の「親日派騒動」が巻き起こり、公式に謝罪する騒ぎとなった。謝罪文全文を掲載した韓国メディアの記事には、ネットユーザーから1万に迫るコメントが寄せられている。写真はカン・ドンウォンと曽祖父。

2017年3月5日、日本でも知られる韓国の俳優カン・ドンウォンに突然の「親日派騒動」が巻き起こり、カン・ドンウォンが公式に謝罪する騒ぎとなった。謝罪文全文を掲載した韓国・エクスポーツニュースの記事には、ネットユーザーから1万に迫るコメントが寄せられている。

ことの発端は先月27日、あるネットユーザーが映画関連サイトに寄せた「カン・ドンウォンは親日派の子孫」と題する書き込みだった。カン・ドンウォンの母方の曽祖父の名が、2009年に民間団体・民族問題研究所が発刊した『親日人名辞典』に収録されていることを根拠としたもので、カン・ドンウォンが07年、曽祖父について「立派な人だ」などとインタビューで語っていたことも明かされたことから、ネットユーザーらによる批判が一気に盛り上がった。

この書き込みは投稿から1時間ほどで削除されたが、その間にも他の掲示板などに転載・引用され騒ぎは拡大、所属事務所のYGエンターテインメントが拡散の阻止を図ったことに対しても「過去を隠そうとしているのか」と批判が強まった。

騒動を受け、カン・ドンウォンは5日に報道資料を発表、「幼い頃から曽祖父の美談を聞き育った」「インタビューを受けた時点では、その方(曽祖父)の誤った行動を正確に認識できていなかった」と釈明した上で、今回の騒動について「心から恥ずかしく思っている」「今回のことを通じて歴史に関しさらに勉強しまた反省していきたい」などと謝罪した。

これについて韓国のネットユーザーからは「きちんと認めて偉いね」「謝ってくれてよかった」「子孫は祖先を選べない。こういう曽祖父を持ったことはカン・ドンウォンの過ちとは言えない」など、「謝罪」を快く受け入れるコメントが寄せられ、多数の共感を得ている。また、「(親日とたびたび批判を浴びている)朴槿恵(パク・クネ)大統領に、一つ教えてやってほしいよ」「『親日』について反省するどころか誇らしげに触れ回っている人たちは、カン・ドンウォンの反省する姿から学んでもらいたい」など、こうした謝罪を模範とすべきだとの意見もあった。

しかしすっきり納得できた人ばかりではないようだ。「もう少し早く謝るべきだった」「書き込みを削除する前に謝罪すればむしろ褒められたのにね。順番が逆だったから皆は怒り、イメージが壊れた」と対応をなお批判する声のほか、「親日と軍隊(兵役逃れなど)の問題は韓国では擁護不可能」「一度売国行為をした親日派は永遠だ。その子孫は自分がしたことでなくても、少なくともそのことの恥を知るべきだ」「親日派の美談を聞いて育ったとは衝撃」など厳しい声も目立つ。さらに「ユニクロの広告モデルはもうやめるべきだね」「今ある財産の一部を、独立運動家の子孫や元慰安婦に寄付してあげて」「これからは独立運動家のための活動に期待したい」と、今後の活動に注文を付ける声もあった。

カン・ドンウォンは1981年生まれ、「デュエリスト」「私たちの幸せな時間」など日本でも公開された数々の映画に出演歴があり、昨年は主演映画「華麗なるリベンジ」が日本で公開されていた。(翻訳・編集/吉金

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