中国で相次ぐ「精神日本人」問題、全人代代表から法整備求める声―中国紙

Record China    2018年3月7日(水) 19時30分

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6日、現代快報によると、中国で開催中の「両会」で「精神日本人」問題に厳しい声が相次いだ。写真は南京大虐殺記念館。

2018年3月6日、現代快報によると、中国で開催中の「両会」(全国人民代表大会・全国政治協商会議)で「精神日本人(精日)」問題に厳しい声が相次いだ。

「精神日本人」とは「自分は中国人だが精神的には日本人」と考える人々を指す言葉で、オンライン百科事典・百度百科は「極端な人には自分が属する民族を恨んで日本を崇拝、自身が中国人であることを恥じる特徴も見られる」と説明している。

中国では先月、日中戦争の戦場跡で旧日本軍に扮した写真をネットに投稿した男性2人が15日間の行政拘留処分になったのに続き、「南京大虐殺の死者はたったの30万人。少なすぎた」と投稿した男性が同じく5日間の処分を受けるという問題が起きた。

記事は「精日分子は民族にとって超えてはならない一線に繰り返し戦いを挑んでくる」と指摘し、一連の出来事が両会出席者の注意を引いていると説明。このうち、「精日分子、精日思潮は民族感情に対する重大な挑戦」と話す全人代代表の熊思東(シオン・スードン)氏は「15日間の行政拘留処分と道徳上の非難だけでは足りない」として早急の法整備による「民族感情保護」の必要性に言及、他の出席者からも教育の見直しなどを呼び掛ける声が上がったという。(翻訳・編集/野谷

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