国慶節の大型連休に若者が押し寄せている意外な場所―中国

Record China    2019年10月6日(日) 21時20分

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中国では10月1日から7日までの1週間、春節と並ぶ国慶節の大型連休を迎えているが、一部の若者は少し意外な場所で連休を過ごすことを選んでいる。資料写真。

建国記念日である10月1日から7日までの1週間、中国では春節と並ぶ国慶節の大型連休を迎えている。中国のネット上では国内各地の名所に観光客が殺到する様子が紹介され話題を呼んでいるが、一部の若者は少し意外な場所で連休を過ごすことを選んでいるという。

中国の動画メディア・梨視頻が2日に中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で伝えたところによると、上海や北京、広州深センといった大都市ではこの1年間で「有料自習室」が急増しており、国慶節期間には一部の店舗で満席により連日予約が取れないという状況も起こっている。

有料自習室チェーン「衆学空間」の創始者・劉康燗(リウ・カンラン)氏が梨視頻のインタビューに語った内容によると、有料自習室の主な客層は若い会社員で、資格試験の勉強や、残業をこなすために利用するケースが多い。1時間の利用料は10~15元(1元は約15円)程度で、中には1日に12時間利用する客もいるという。

国慶節に有料自習室が満席になるというニュースを受けて、中国のネットユーザーからは「これが成功する人のやり方か」「図書館に行けば無料だけれど、祝日は子ども連れで来ている人が多いからなあ」「身銭を切れば、嫌でも勉強しないとという気持ちになるからね」「いいと思う!特に子どものいる女性は、祝日でもなかなか家で本を読んだりできないから」「近くにあれば私も利用したい」などと肯定的なコメントが数多く寄せられた。

一方、「自習室って要するに、パソコンやドリンクバーを置いていないネットカフェでしょ?それなのにネットカフェよりも高く付くなんて」「勉強なら家でもできるのに、1日100元(約1500円)近くかかるというのはネックだ」といった声も上がっている。(翻訳・編集/岩谷)

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