中国人のドラマへのハマりっぷりが半端ない、抗日戦争物もテッパン―スイス紙

Record China    2019年2月17日(日) 21時10分

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15日、環球網は、スイス紙のターゲス・アンツァイガーの報道を引用し「中国人は食事中も仕事中も地下鉄でもドラマに夢中」と伝えた。写真はドラマの広告。

2019年2月15日、環球網は、スイス紙のターゲス・アンツァイガーの報道を引用し「中国人は食事中も仕事中も地下鉄でもドラマに夢中」と伝えた。

記事はまず、「中国人は筋金入りのテレビドラマ好きだ。『延禧攻略』(日本語タイトル『瓔珞<エイラク>―紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃―』)をご存じだろうか。2018年に中国で最もヒットしたネットドラマだ。全70回の本作は、世界中で大ヒットした米ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)』の中国版と言われ、中国のネットだけでも延べ150億回再生された。昨年8月は同日の間に約5億3000万人が視聴したという記録を達成。なお、『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン7最終回の視聴者は1650万人。この数字から『延禧攻略』の人気のすごさが分かる」と伝えた。

次に記事は、「中国では、ドラマを見ながら食事するのは一般的である。仕事中はスマートフォンをパソコンの横に置く。地下鉄ではどうするか、もうお分かりだろう。1日に2時間しかテレビを見ないスイス人にとっては驚くべきことだ。オーストラリアのスインバン工科大学の学者は『ドラマは中国人にとって一種の中毒物質のようなものだ』と分析している」と紹介した。

また記事は、「ドラマは中国の主要なメディアだ。人口の97%がテレビを視聴できる環境にある。テレビ局1社が1日に放映するドラマの最長時間は10時間。中国では毎年3万話のドラマが生み出されている。多くはヨーロッパでもネットで英語の字幕付きで視聴が可能だ」と紹介した。

その上で、一部の中国メディアでは「宮廷を題材にしたドラマは、視聴者が『華やかな宮廷生活』に魅了され、『倹約の美徳』をないがしろにする恐れがある」という批判もあることを説明。一方で「『人民的名義』(日本語タイトル『人民の名の下に』)などの腐敗を描いた作品も人気を集めている。抗日戦争物は通年放送されているが、『日本兵を良いように描写しなければいい』という考え方がある」と伝えた。

記事は最後に、「中国は2016年、『低俗、反道徳的で不健康なドラマは排除する』と公式に発表している。韓国や日本はドラマのおかげで世界中にファンがいる。中国政府も中国ドラマを通じて国家のイメージアップを図りたい考えだ」と伝えた。(翻訳・編集/和田)

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