韓国メディア「日本の観光業界は韓国より暗鬱」=韓国ネット「全世界が同じ」「韓国は日本と違って…」

Record China    2020年4月27日(月) 11時0分

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24日、韓国・マネートゥデイは「新型コロナウイルスの影響で日韓の観光産業に赤信号が灯っている」とし、中でも「日本の状況は韓国より暗鬱(あんうつ)だ」と報じた。写真は羽田空港。

2020年4月24日、韓国・マネートゥデイは「新型コロナウイルスの影響で日韓の観光産業に赤信号が灯っている」とし、中でも「日本の状況は韓国より暗鬱(あんうつ)だ」と報じた。

韓国観光公社が発表した「3月の韓国観光統計」によると、先月韓国を訪問した外国人は8万3497人で、153万人が訪れた前年同月に比べて94.6%減少した。先月日本を訪問した外国人旅行客も、前年同月(276万人)に比べて93%減少した19万3700人だった。国連世界観光機関(UNWTO)は、2010年から毎年成長してきた全世界の海外旅行客が今回の新型コロナウイルスの影響で20~30%減少すると見込んでいるという。

記事は「インバウンド市場で成果を上げていた日韓の立場からすると残念でならない」と伝えている。また「東京五輪など大規模なイベントが予定され、訪日外国人4000万人時代を切り開くと豪語してきた日本は韓国より暗鬱」とし、「日本は昨年後半から始まった韓国人の日本旅行ボイコットにより韓国路線が半減し、地域観光が打撃を受けた。その後、中国や東南アジア市場の攻略で挽回を狙ったものの、今回の事態で致命的な打撃を受け、観光振興計画そのものが霧散する危機にある」と指摘している。

こうした状況を受け、日本政府は117兆円規模の補正予算を議決し、国内旅行費用の折半補助など観光支援策を設けている。韓国政府も「勤労者休暇支援制度」を拡張して4万人追加募集を決めるなど国内旅行の活性化に向け動いているという。韓国文化体育観光部のパク・ヤンウ長官は「楽観視することはできないが、新型コロナウイルス感染が落ち着けば国内観光の需要が増えるだろう。適切な時期に防疫当局と協議して観光内需活性化対策を発表する」と述べているという。

これを受け、韓国のネット上では「韓国と日本だけじゃない。全世界が同じ状況」「今は韓国のことを論じてる場合じゃない。地球が同じ状況で、それでも韓国は対応が良かったから被害が少なかっただけ幸い」などと指摘する声が多数上がっている。

また「韓国は(日本と違って)観光大国じゃないから、海外旅行に行かなかければ韓国にとって利益になる」「韓国は旅行収支赤字国だった。日本は黒字国。(コロナで)韓国は赤字が縮小する一方で日本は黒字から赤字に転じるから、日本の方が打撃が大きい」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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