日本の会社が落札した唐代の壁画、中国が取り下げを要求―中国メディア

Record China    2016年11月3日(木) 22時40分

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2日、中国国家文物局はこのほど、唐代の壁画などを落札した横浜のオークション会社に対し、「落札物は中国から違法に持ち去られたものであり、中国国民の感情に配慮して落札を取り下げる」ことを求める文書を送付した。資料写真。

2016年11月2日、騰訊新聞によると、中国国家文物局はこのほど、唐代の壁画などを落札した横浜のオークション会社に対し、「落札物は中国から違法に持ち去られたものであり、中国国民の感情に配慮して落札を取り下げる」ことを求める文書を送付した。

ネットに掲載された情報によると、横浜のオークション会社は10月末に東京で開かれた国際オークション大会に参加。唐代の敦煌の壁画を複数落札した。これに対し、中国側は「すべて中国から違法に持ち去られたものだ。国際公約の精神に則り、中国国民の感情に配慮し、落札を取り下げてほしい」とする文書を送付した。

横浜のオークション会社は「文書は受け取った。調査の結果、最終的に落札を取り下げることを決めた。落札品はオークションの委託担当者に返却する」と表明した。専門家によると、今回の件は中国から海外へ流出した文化財の落札を阻止した初のケースになるという。(翻訳・編集/大宮)

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