<早分かり>広がり見せる中国版“嫌韓”、緊密化する両国関係の裏返しか―中国

Record China    2007年12月13日(木) 16時59分

拡大

12日、「韓国が漢字韓国起源説を主張、世界遺産に申請」との報道が大きな反響を呼んでいる。近年、中国ではインターネットを中心に中国版“嫌韓”が芽生えつつあると言われる。写真は吉林省吉林市の韓国人街。

(1 / 5 枚)

2007年12月12日、新快報は「韓国が漢字韓国起源説を主張、世界遺産に申請」と報道し、大きな反響を呼んでいる。漢字起源問題に限らず、中国ではインターネットを中心に中国版“嫌韓”が芽生えつつあると言われる。

その他の写真

05年11月25日、韓国の江陵端午祭はユネスコ世界無形文化遺産に登録された。このニュースは「中国起源の文化を略奪された」として中国人に大きな衝撃を与えた。その後、漢方・風水などの中国文化を韓国起源と主張しているとの報道が相次いだ。古代国家・高句麗が中国の地方政権なのか、韓国の古代国家なのかをめぐる歴史論争も大きな注目を集め、一部中国人の対韓感情は悪化させたと伝えられる。また「韓国企業は中国人労働者を差別している」「韓国人の態度は尊大だ」との批判も絶えない。

一方で、韓国ドラマ・歌手などの韓流は相変わらずの人気で、携帯・テレビ・自動車などの韓国ブランドに対する信頼も高い。中韓の経済関係が緊密化し、中国に滞在する韓国人駐在員・留学生も右肩上がりで増加するなか、中国における韓国の存在感はこれまでにない高まりを見せている。歴史問題も含めた韓国関連報道の増加もその一環といえ、広まりつつある中国版“嫌韓”は両国関係の緊密化の副産物という側面を持っている。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携